今日(1月21日・土)、那覇市で国民保護訓練が行われた。新都心・銘苅の会場前には、訓練に抗議するために100名ほどの人たちが集まった。
午前10時頃、パトカーが来て、「ただ今、弾道ミサイルが発射されました」と放送。子どもの手をひいた人たちが、市民協働プラザの地下室に入っていく。皆、ブラブラと歩いているだけで、全く緊迫感がない。ミサイルが来るというのだから、何故、せめて走らせないのか? 市職員や消防のスタッフたちものんびりしたものだ。
夕刻のTVニュースを見ると、地下室では、やはり皆、頭を伏せてしゃがみ込んでいる。そして、若いお母さんたちがインタビューで、「怖いですね」、「ニュースでは聞いていましたが、怖さを実感しました」などと答えている。小さな子どもたちも、「怖かった!」などと言っている。すぐ近くの保育園でも、子どもたちに頭巾をつけてしゃがみ込んでいる。
ミサイルが飛んでくるというのに、頭をかかえてしゃがみ込んでも何の意味もない。この訓練の目的は、ミサイルや戦争の恐怖を煽り立て、南西諸島等の軍備力強化や43兆円という軍事費への国民世論を植えつけるためのものだ。
会場前には100名ほどの人たちが抗議に集まった。訓練参加者よりも多かっただろう。
午前10時前、訓練参加者たちが来るが、のんびりとした雰囲気で緊迫感などない。
地下室に入る人たち。報道陣や抗議のメンバーらも続く。
上と下の写真は、夕刻の「報道特集」より。
訓練を終えて帰る人たち
消防が、「今、ミサイルが発射されました」と放送。すぐ前には抗議の人たちが。
県警が、「ミサイルは通過しました」と放送。
終了後の集会で、那覇市の防災危機管理課長に来てもらい、説明を受ける。「少しでも皆さんの命を救いたいための訓練です」というので、質問しようとすると、「すいません、時間がないので---」と行ってしまった。