なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

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2021年03月06日 | 仕事

って情報の宝庫ですわねえ。

 特に、動物に関する情報は、下手するとそこらの論文なんかより優秀な研究になるのでは、と思ってしまう。というか、従来の「論文」て文章だけでなんでも説明するもんだから、うまく伝わらなかったり変な誤解を招く、みたいな点も多いんじゃないかと。英語圏でない我々はそれだけでかなり不利な気もする。以前英語で論文を投稿された方が、その内容は手術法だったんだけど、結局何をどうやるか、英語での解説がうまくいかず、英語圏の先生方から「なんかよー分らん」と言われてしまったそうで。動画なら一目瞭然なんですがねえ。

 最近は動物園や水族館の野生動物に対する訓練や採血等々が動画に出ていて、かなり参考になります。野生動物に対する躾、というか、訓練は基本罰なしという奴で、そうしないと危険だから。例えば、この動画ではトドの「噛み癖?」を矯正しようとしている。怒ったってムダ、どころか、トドは元来猛獣と言っていい動物で、ケンカになったらこっちが危ない。だから、いかに回避しつつ訓練するのか、は非常に重要。

【トド】咬まない練習(*´з`) (伊勢シーパラダイス)

 こういうのを家畜に持ってくるべきなんですよ。家畜に対して「罰して教える」のが流行りになってしまったのは、もう、男どもが悪い。なんでも力づくでどうにかする、方法しか思いつかないんだもんね。一番迷惑をこうむってるのが、馬ですけどね。あとは犬。

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