なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

東松山動物霊園

2004年12月25日 | 仕事
の方が年末のご挨拶。縁遠い場所にしておきたいんだけどなあ。まあ、いつも丁寧誠実な仕事振りなので、安心してご紹介できるわけなんだけど。
 なんかね、昨日もニュースでやってたじゃない、自分とさして年も違わない、しかも女の子を金のために殺して捨てる、どういうんだろうか?しかも、これがクリスマスイブのニュースになる国ってなあ。こういうガキどもの思考の基準って「金」だけなんだろうなあ。多分、そういう奴らって、身近で大事にしてた生き物が死んじゃってメソメソ、そういう経験が0もしくは-なんだろうなあ。
 「なぜ、人を殺しちゃいかんのか?」の答は簡単「替えがきかないから」。当たり前ではないの。けど、そういうのって、結局「ああ、そうなんだなあ」って自分に滲み込む経験がないと、全く理解できないと思う。

 こういう質問に頭でっかち、理屈で答えようとするから、なめられるんだよ、大人は。

 動物霊園って、そういう意味でかなり社会的な意義のある仕事なんだよね。そういう経験を子供に叩き込めるのは、残念ながら、今は動物が死んじゃった時だけだからさ。人間は病院で死ぬし、その後の後始末とかで「ウンザリ」系の言葉を吹き込まれることの方が多いだろうから。
 で、そういう「死んじゃった、メソメソ」って思い切りできるのは、納得できる、誠意を尽くした治療過程があってこそでしょうね。獣医の社会的意義はそこにある、と信じているんだけどね。
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