練習
2025年03月19日 | 遊
って結局何をやってるのか?
なんか、とにかく時間をかけるだの、回数やるだの、人生の無駄みたいな話がもてはやされててまあビックリしてますよ。誰もが(音楽関係者・先生の立場だの親の立場だの)がもっと練習せいせいって、アホみたいに繰り返してる。練習って何?という根本が見えてないんだよなあ。
これは太極拳やってて気が付いた事なのだが。公民館のサークル活動だもんで、全くの初心者の方が唐突に入ってきて、という事が普通にある。だから、レベルが凄く互い違いになる。初心者の方は恐縮する、んだけど、周囲が別に気にすることないじゃないですか、サークルなんだし、となってると、のんきに練習して、いつの間にかそれっぽくなるのだ。
練習=やりつけてないことを脳に刷り込む作業。といういう事ね。
つまりまあ、特に芸事の場合、練習するのは指だのなんだのじゃなくて、「脳」という訳よ。となると、回数をこなすって、全く無意味なんだよねえ。
よくある「できるまでやる」って、ホント意味ない。そういう練習の場合、できる=1・2回で、それまで「できない」回数は100回以上となりがち、そうなると、その「練習」って「できないことを脳に刷り込む」作業になるわけ。
じゃあ、できないのをどうするか?自分がやってるのは、「途中でや~めた、テキトーに終わらせて翌日以降に回す」。これで大概できるようになる。
なぜなら「できない」=「脳がバグッてる」から。混乱してる脳みそがそれなりに情報を整理してまとめて、「できる」状況にもっていくのに1日以上かかる、わけよ、自分の場合。下手すると1週間とか。
その間無茶に練習を重ねても、脳の混乱が酷くなるだけ。だから、ほっといた方がいい。
多分「天才」と称される人って言うのは、この辺の脳回路がもう瞬時に繋がっちゃうタイプなんだろうと思う。
この辺の脳回路の速さは人によって違うだろうから、最適解を自分で見つけるといいと思う。自分は最低1日はかかる。だから、長時間の練習なんか必要ないってわけで。
よく芸事の練習で言われる「一日休むと~~」系の脅し文句。あれ、ウソですから。筋肉系の芸事だって、脳と筋肉の連動バランスをきちんとするために休養は絶対に必要。そうしないと、疲れで訳分らなくなる。それどころか故障してオシマイ。
大体さあ、こんな脅しを言ってる奴ほどなんもしてないからさ。「毎日ちょっとずつでも~~」も不要ですよ。