なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

「ねほりんぱほりん」

2018年11月24日 | 
っていう番組、NHK攻めてるなあ、と思わせる番組の一つですけど。この回はインパクトありましたねえ、「元極道」の回。いや、それまでも、すんごい人達が次々に現れて、その人達を相手に毎回相当な話を聞き出しているYOUと山里さんにも呆れてるんですが。極道さんが刑務所でくらってた「懲罰房」の話がね。

 こないだまでシリアにいた安田さんという人が話してた独房の話ともろかぶりになるもんだから。というか、安田さんの話を聞いた時、こりゃ黒田官兵衛がやられた事と同じじゃあないですかあ、と思ったものだが、それとおんなじ話を法治国家の日本で聞くとは思わなかったわ。

 シリアの話を聞いて感じたのは、黒田官兵衛と同じ目に遭ったのかあ、じゃあやっぱり、中東は今が「戦国時代」なのだな、じゃ、いわゆる「先進国」的なものの考え方とかが通用するはずない、ということと、安田さんを監禁してた組織のやってることって、尼崎のDV地獄家族と全然変わらんなあ、ということ。つまり、こういう話は、そこらにごろごろしていて、別にシリアなんぞに行かなくてもいくらでも取材できそうだなあ、と。

 人間のやること、思いつくこと、どこ行っても大して変わらなくて、で、それに宗教だの民族だの、という色がちょこちょこつく、程度の話なんじゃないかしら。まあね、「ジャーナリスト」と呼ばれてる人達は、取材で飯食ってるわけだから、意義があるんだあ!と言いたいのは、まあそうでしょうね、とは思うけど。

 NHKはこないだ「クロ現」で、弁護士懲戒請求の話を取り上げてた。こういう話こそ、きちんと「取材」する力が必要で、その結果見えたことは、わあわあやってたのがどうやら500人弱程度。日本の人口1億1千万弱と比べると、実にチャチなんだけど、この程度の人数でぎゃあぎゃあやると、「炎上」とかになる、のかあ、という感慨。そんなんで「世論」なんぞねつ造されてたまるもんかい、とも思う。

 ということで、安田さんにぎゃあぎゃあやってるのは、おそらく300人くらいだから。ちんけな話だが、それでも個人を追い込める、のには唖然。仕事で行ってたんだから、しょうがないじゃん、まあ、なんとかなってようございました。と思ってるのが多分大半じゃないかと。

 でね、「ねほりんぱほりん」に戻るのだけれど、まさに今、法治国家の日本でも「懲罰房」なるものが存在して、そこが機能している、つまり、全くきれいごとが通用しない世界ってもんが相変わらず山ほどあるってことなんです。そこに改めて愕然、という感じだなあ・・・・。

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