なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

「セクシー田中さん」

2023年12月27日 | 
というドラマにはまってて。終わっちゃいましたね~~~。
 元々原作漫画

のファンで、しかし、ドラマ化するとなるとかなりハードル高めだなあと思ってたので、ドラマにすると聞いた時はビックリしたんですよ。

 このドラマは評価が高くて(自分も随分楽しみました)色々なとこで色々言われてるから、ちょっと違う視点で。

 このお話、重要なプロットを実写にするのが難しいんです。原作に出てくる最初の難関(と思った)が「ヒラリー・クリントン氏の選挙敗北演説」で、この手のニュース映像って確かにドキュメンタリーならまあ出せると思うんだけど、普通のドラマ、しかも地上波となると、権利関係をどうするのかが難しそうだと思ってて。しかし、原作では非常に重要なプロットで外せない。だから、朱里ちゃんにセリフでしゃべらせて、程度になるんじゃないか、と予想してたんです。まさか、ホンモノが出てくるとは~~~。ソースはおそらく日テレかNHKのニュース映像でしょうけど、肖像権とかさ、ヒラリー氏に直接交渉して許諾を得たの?とすれば、凄い話で、スタッフさんの意気込みが分かるんですよ。

 原作漫画には、色々な映画が実名で出てくるんですけど、これも、ドラマで取り上げるとなるとやっぱり権利関係が難しい。「ムトゥ・踊るマハラジャ」が原作では出てきましたけど、さすがにドラマでは使えなかったみたい(庄野のセリフからすると、ギリギリまで粘って交渉してた可能性大)。でも「マダム・イン・ニューヨーク」は出してきましたよね。これもとんでもない話。いい映画、というか、自分は観たことはないだけど、ぜひ観たいと思ってるリストに入ってる映画で、原作では、この中の主人公のセリフが話を動かす。どうするんだろうと思ってたんですけども。実際にシーンが映し出されたから。インド映画ってこともあって、交渉は難しかったと思うんですけどね。ドラマの中で本物の映画のシーンが出てくるって初めて観たような。

 このドラマは、そういう風に、スタッフさんが裏でめっちゃ動いている作品なんです。他にもメイク(メイクスタッフさんは、木南さんの顔で思う存分遊んでますよね~~、でも、あれも原作通りなんよ)やら衣装やら、とにかく贅沢だな~~~、と。役者さん達にも驚いてたんですが。ただ踊るんだって大変なんだけどさ、楽器を叩いたり、それをアンサンブルで演奏したり、ダンスに合わせたり、これ、マジで練習&ステリハやらないと無理!!ですから~~。つまり、演技だけじゃなくてそういうのもこなしていったんだものね、ついでにスピンオフドラマまでつくっちゃうしー。庄野役の毎熊さんが凄い。最初ヘタクソで、そこから上達して、という過程がはっきり見えて、スリリングでしたね。庄野って男はどーしよーもなさげだけど、ちょっと可愛らしいとこもある、その辺をどういう塩梅で見せるか、難しかったと思うんですけど、それに演奏が加わるわけで。

 ちょっと続きます。


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