なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ジェネリック薬(後発薬)

2021年12月15日 | 仕事

の品薄が、いよいよ深刻になってきている。どうしたものか・・・・・・。

 というか、この品薄は、なにも後発薬に限ったことではない。まず、処方食。昔っからロイヤルカナンはしょっちゅう欠品するもんで、当院では一切使っていないんだけども(他にも理由はあれこれあるが)、この半年、ロイヤルカナンがほぼ全部、ヒルズの缶詰もなくなってしまった。薬ではアポキル錠やセミントラ。最近ようやく回復しつつあるのだけど・・・・。

 この辺は基本的には輸入品なので、要はコロナのせいらしいのだ。薬はあるけど、入れ物がつくれないとか。そんなんどーでもいい!とはいかないのが、ツライ・・・・・。

 しかし、後発薬の品薄はコロナのせいとも言えない。そもそもは、小林化工の「イトラコナゾールに睡眠薬を混ぜてつくってしまった」事件から始まった。で、厚労省が調べてみたら、まあ出るわ出るわ、あっちゃこっちゃの後発薬メーカーがいい加減な製造をやってるのがばれちゃって。で、あっちにもこっちにも業務停止命令が出てしまった。なにやってるんでしょうね?

 こんな話は昔っからあって。えーと、「雪印」でしょ、「ミートホープ」でしょ、「船場吉兆」、「みずほ銀行」もかなあ、隙あらばサボろうとする、のが日本の企業の特徴なんでしょうか?薬品メーカーはしかし、下手すりゃ患者さんを殺しかねない、って思ってないんかなあ?よく分からないんですよ。

 「ヤフー」にやたら出てくる「夫婦もの」マンガ。総じてこんなパターンなんですよ。夫側はめんどくさがってなんでも放り出すし、サボる、その分のしりぬぐいを妻側がやって(しかも、その辺をちゃんと話し合っていない、話そうとすると夫側が逃げるかららしいんだけど)しまいに妻側が爆発して、の繰り返し。個人でこれかあ、じゃ、そんな連中の集合体である(女がほぼいない、いても下働き扱い)企業がだらしなくなるのは、まあ、当然の帰結とも思える。

 そのあおりを食うのは結局患者さん&我々医療者。

 で、先生方の中にはつくづくえげつない事する奴もいる。少ないんだから、みんなで譲り合って都合しあうのが筋だと思うのに、なんと200箱も注文してその商品を終売にしてしまった、とか。こういう獣医の顔を見てみたい。

後発薬「ジェネリック」が品薄に メーカー不祥事や物流倉庫火災が影響 余波はいずれ先発薬にも

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