本・アンソロジー 「スタートライン 始まりをめぐる19の物語」

2012-01-01 06:33:45 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        スタートライン―始まりをめぐる19の物語 (幻冬舎文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
彼の浮気に気づいた花嫁、急に大人になった少女、別れ話をされた女、妻を置いて旅に出た男…。何かが終わっても「始まり」は再びやってくる。「変わりたい」「やり直したい」と思った瞬間、それがあなたのスタートライン。恋の予感、家族の再生、衝撃の出会い、人生の再出発―。日常に訪れる小さな“始まり”の場面を掬った、希望に溢れる掌編集。

 帰省 光原百合 / 1620 三羽省吾 / 柔らかな女の記憶 金原ひとみ / 海辺の別荘で 恒川光太郎 / 街の記憶 三崎亜記 / 恋する交差点 中田永一 / 花嫁の悪い癖 伊藤たかみ / ココア 島本理生 / 風が持っていった 橋本紡 / 会心幕張 宮木あや子 / 終わりと始まりのあいだの木曜日 柴崎友香 / バンドTシャツと日差しと水分の日 津村記久子 / おしるこ 中島たい子 / とっぴんぱらりのぷう 朝倉かすみ / その男と私 藤谷治 / トロフィー 西加奈子 / はじまりのものがたり 中島桃果子 / 魔コごろし 万城目学 / パパミルク 小川糸

いろいろな始まりがあって  素敵 

良かったな~と思ったのは、

橋本紡
いつも来てくれてありがと!っておまけにサラダをいただいたお弁当屋さんのおばさん。お店は小奇麗でもなくスキンケアもしていないお肌、でも同じものをひざを並べて食べている夫婦の姿を見て大切なものが宿っているようにみえたっていう・・・「風が持っていった」

中島たい子
ご主人の二度目の月命日に気になっていた墓地の門のはす向かいの喫茶店に入った。おしるこは780円って書いてあったのに千円だって言われた。780円は飲み物を頼んだ人の料金と言われ、その場は支払ったがメールで娘に怒りをぶちまけた。娘からの返信は通常のお母さんにもどったね。・・・「おしるこ」

小川糸
日和と言う名はお母さんが毎日笑っていられるように。一日一日が、何かしら特別な日でありますように。と残してくれたもの。お母さんは日和が3ヶ月の時に亡くなった。・・・「パパミルク」 


不思議なお話しは

恒川光太郎 
椰子の実から生まれたって言う・・・「海辺の別荘で」

中田永一 
スクランブル交差点で知恵の輪みたいにバッグがからまって取れなくなった。それがご縁で二人はくっつくんだけど・・・「恋する交差点」

中島桃果子
自分の娘の孫として生まれて来るところ。だんだん記憶が・・・「はじまりものがたり」

って、こういう面白いお話が19もいっぺんに読めました。

アンソロジーで読み始める作家さんもいる。だからアンソロジーはスタートライン!


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年越しそばは岩手産

2012-01-01 00:00:49 | パン・お菓子・お食事 ♪


行って来ま~す。 ちょいとお兄さんどちらに? 年越し蕎麦は・・・?

お友達と過ごすわけね・・・あら そ! いってらっしゃい! 

かくして 夫婦だけの年越し  やだ!だんだん寂しくなるじゃない。 って事を一応言います。
が、今のところお気楽。こういう時にお家にいる息子・・・ちょっと心配。だからいなくていいの。

海老天おひとり3本になった  なんてことを言っているうちに年が明けました。

 東北産のものがたくさんいただけるようになるまで・・・

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