



今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。

毒だらけ・・・
それにしても原田いずみのすごいこと。何なの?生まれついての嘘つきと言われていましたね。たった一人にめちゃくちゃにされるなんて、どこかにいるんだと思うと、気が気じゃないですわ。この人、何が気に障るのかいきなりドッカーンと始まるのね。
人に向かってグサグサやる人・・・嫌なら近付かなければいいじゃい?なのにやって来てはグサグサ。何なのさ、いったい。周りに誰もいなくなって、余計に寂しくなりません?
毒をはかれ、人格を否定するようなことを面と向かって言われたら、やっぱり・・・とどのつまり


外山君は・・・しでかしたことは悪で毒だけれど、同情した。

土壌汚染のことは、はーそうなんだ、と勉強になりました。
解説に杉浦三郎が主人公の第一作は「誰か」、二作目がこの作品で、三作目は新聞連載中の「ペテロの葬列」と書いてあった。
新聞連載物はなかなか続かないから本になるのを待ちます。
我が家の新聞の連載は奥田英朗さんの「沈黙の町で」です。が、読んだり読まなかったり、気がつくと何回も飛ばしていたりしているから・・・
では・・・「誰か」が後になってしまったけれど、読んでみましょう。
