内容紹介
時は幕末、徳川家に江戸城の明け渡しが命じられる。
官軍の襲来を恐れ、女中たちが我先にと脱出を試みる中、大奥に留まった五人の「残り者」がいた。
なにゆえ残らねばならなかったのか。
それぞれ胸の内を明かした彼女らが起こした思いがけない行動とは――
直木賞受賞作『恋歌』と対をなす、激動の時代を生きぬいた女たちの熱い物語。
読書備忘録
なにゆえ残らねばならなかったのか・・・?
大奥を去ることとなった日・・・たったその日のこと
呉服之間のりつ、御膳所のお蛸、御三之間のちか、御中臈のふき、呉服之間の和宮付もみぢ
それぞれの事情で残り者に・・・
呉服之間のりつの癖がね・・・笑っちゃう?そうみえる?気を付けてはいたのにね。
お蛸?御膳所特有のお名前の付け方がね。
お蛸とサト姫と壺・・・必死さが可愛い。おばちゃんらしいけれど・・・
御中臈のふき・・・素敵だ!
その後の・・・同窓会のようなお席に一安心した。
なんて面白いんでしょ!途中でやめられず・・・
主婦だけど?それが何か?と読みつづけ、勝手に煮込んどいておくれと鍋に言い、カレーにした日。
★★★★★