作品紹介・あらすじ
「料理」をめぐる極上の7つの物語うまいものは、本気で作ってあるものだよ――最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……おやつに金平糖はいかがですか?物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだとびきり美味しいアンソロジー。【本書登場の逸品たち】塩むすびと冷たい緑茶ハルピンのイチゴ水全粒粉のカンパーニュに具を挟んだサンドイッチきときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー食堂のカレーライスと福神漬星屑のような白い金平糖
エルゴと不倫鮨 柚木 麻子/著
夏も近づく 伊吹 有喜/著
好好軒の犬 井上 荒野/著
色にいでにけり 坂井 希久子/著
味のわからない男 中村 航/著
福神漬 深緑 野分/著
どっしりふわふわ 柴田 よしき/著
読書備忘録
夏も近づく・・・わ、複雑!葉月くん!いいおじさんがいてよかったわ。何なのその女の子は・・・こわいわねー!と腹立った。
どっしりふわふわ・・・パン屋さんになりたかったのよね、なのにってお話を読んでいたら、え?そうだったんだ。そして、その人と故郷でパン屋さんをはじめた。すっごく素敵なお話。
どれもどんどん読める作品でどれもよかった。けれど・・・この二つがダントツよかった。
★★★★☆