作品紹介・あらすじ
列車の旅を愛する人たち垂涎の豪華寝台列車「ななつ星」は、開業7年目を迎えるいまも、予約が取れない状況が続いています。ゆったりと流れる時間、車窓を眺めながらの豪華なディナーは、日本の旅を変えたとさえ言われます。その「ななつ星」に現代を代表する作家、井上荒野、恩田陸、川上弘美、桜木紫乃、三浦しをん、さらには旅を愛するふたりのクリエーター、糸井重里、小山薫堂が乗車、新しい旅から生まれた極上のストーリーをお届けします。
さよなら、波瑠 井上 荒野/著
ムーン・リヴァー 恩田 陸/著
夢の旅路 三浦 しをん/著
帰るところがあるから、旅人になれる。-随筆- 糸井 重里/著
旅する日本語-随想- 小山 薫堂/著
アクティビティーは太極拳 川上 弘美/著
ほら、みて 桜木 紫乃/著
読書備忘録
ななつ星・・・へぇー・・・と、案内を見たことのある豪華寝台列車のお話
当たらないと乗れないんだ・・・そんなに人気があるんだ。人数少ないですもんね。
コロナでせっかく当たったのに行けなくなった、母と娘の川上弘美さんお話が、今風で楽しかった。
経済的に余裕のある年配者が、海外も飽きちゃったからと乗るんじゃない?って、言っていた人が以前いたけれど、そうでもないよー・・・がそれとなく書かれていた。
極上のお話を読んでいたら、いいかも!とは思ったけれど、お値段がお値段だけにこの作品で充分楽しめて・・・やっぱり、へぇー・・・!
小山薫堂さんでお勉強・・・老春、家苞
その家苞で・・・ゲゼルシャフトとゲマインシャフトの言葉だけ覚えている社会学の先生が旅先から絵葉書をいただくのがうれしいと最後の授業でおっしゃって黒板にご自分の住所を書いた。なんとなくノートに写さないと悪いかな?と思って書いたものを、父がこんな新卒にそんなに給料やボーナス払って!と憤慨していた会社のOLをしていた時に、たくさん旅して、せっせと先生に旅先から絵葉書を出していた。その学年からそんなことしていたのは私だけで、先生はそのたびに素敵なお返事を下さった。先生とは後の授業が休講になってぽっかり時間が空いた時やたまたま電車で一緒になった時など、待ち合わせしてお茶したりしたことがあったなーってことを思い出した。神戸に引っ越しされた後も続いていたけれど、あれが起こってから・・・