作品紹介・あらすじ
私の人生は何度も塗り替えられた――。最愛の伴侶を看取るなか、十年の歳月をかけて紡がれた別離と再生の長篇小説。昭和三十八年、三井三池炭鉱の爆発と国鉄事故が同日に発生。「魔の土曜日」と言われたその夜、十二歳の黒沢百々子は何者かに両親を惨殺された。なに不自由のない家庭に生まれ育ち、母ゆずりの美貌で音楽家をめざしていた百々子だが、事件は重く立ちはだかり、暗く歪んだ悪夢が待ち構えていた……。著者畢生の書下ろし大河ミステリ。
読書備忘録
犯人は早々とわかるけれど・・・その犯人は読み手にしかわからないから、現れると何が起きるのかとわさわさした。
そして、そう終わらせましたか・・・
産休代替教員で始まった美村先生はどうしているのかと思っていましたよ。
570ページの大作!寝る間も惜しんで読んでしまった。
なんたって途中でやめられない。
読み応えあり、とてもよかった。
★★★★★