あらすじ
脳外科医・白石ルネは、意識不明で運ばれてきた男性を、家族の同意のもと延命治療を中止、尊厳死に導く。しかし3年後、ルネを嫌う麻酔医が、ルネは積極的に安楽死させたと病院に告発。身に覚えのないルネだが、やがてマスコミも巻き込む大問題に発展、ルネは逮捕、起訴されるが……医療×法廷サスペンスの新たな傑作誕生!
読書備忘録
在宅で最期までと言うのであったなら、家族は救急車を呼ばず訪問されていた医者に連絡するよう言われていますよね。救急車で行くとそこは生かすようにする場所だからと・・・管つけられたら取るのに大変ってことが、このお話ですよね。
もしルネの所に行っていたなら・・・って事だったらこのお話はなかったのですから!
家族は納得していたのに、何で今頃?
始まりはちょっと質の悪い医者や看護師!すでに家族ではない長女の離婚した元夫!
99.9%の世界
検察側には事実なんか関係ない。起訴したからには、有罪判決を取り付ける。
「方法や程度に差はあっても、日本中の病院で、実質的な尊厳死や安楽死が行われているのは事実です」
そうなの・・・もういいです。しました。
「実際の事件を題材にした
医師、患者、家族のリアルな苦悩と葛藤
臨終を巡る、医療現場と司法の大きな乖離――。
治療の見込みがなくなった後、
現代日本で穏やかな死を迎えることはできるのか?」
「司法は医療を追い詰める。尊厳死、安楽死、誰が『死』を決めるのか?」