なめこを十分に収穫して重い荷物を背負いながら帰路に着いた。成果は予想以上だったので気持ちに余裕があるのか・・・行きには見えなかったきのこが見えてくる。
これは何だ?見たことがあるようで無いようで・・・。随分と大きい。柄の径は1cm弱。
イタチタケ
帰宅後、H氏に聞くとこれは寒さと雨で化けたイタチじゃないかという。それ、キツネの間違いじゃない?
それは冗談として、言われてみれば、大きさを除けばイタチの幼菌にイメージは合うな。
これは・・・・傘をつぶして匂いを嗅いで見る・・・。無臭。
アシナガタケ幼菌?
傘の形が違うような気がするが、柄はまだまだ伸びそうだ。
来た道をそのまま戻るのは面白くない。ブナの生えた谷を登りショートカットして戻ることにした。その谷に横たわった苔むした倒木には・・・・
クリタケ
あまりにかわいい。そのまま、残しておく・・・
これは、帰路の倒木で沢山出ていた。
ムササビタケ若しくは近縁種
これは、見るからにチシオタケ、アカチシオタケの近縁だろう・・・
Mycena sp.
色は白いが、この季節だ・・・この姿・形はアカチシオタケにそっくりだ。色褪せたアカチシオ?
苔の緑が綺麗だ。
苔とブナの実
シロカイメンタケ
ショートカットのツケは最後にやってきた。崖のような急斜面を転げ落ちそうになりながら、細い枝に掴まりながら下る。
何とか無事に下りきり、道にでる。後はのんびり歩いて車に戻るだけだ。
花
ジシバリのような花が咲いていた。
気が付くと午後4時を過ぎている。思えば朝の4時から始まった一日、楽しい一日だった。これから家に戻るのは何時になるだろう・・・。