夜中、雨が屋根を叩く音を聞きながら寝ていた。4時頃、STさんが起きたのは分かったが、この雨ではどうしようもないなと思って、そのまま横になっていた。起き上がったのはかなり遅かったと思うのだが、あまり覚えていない。朝ごはんも頂いたのだが、思い出せない。
雨が上がって、そろそろ出掛けようかとなってから、慌てて着替えたり荷物を揃えたりした。今日はきのこを少しだけ探してから、温泉に行って汗を流して、蕎麦を食べて戻ってくるというプランだ。着替えをちゃんと持っていかないとね。。。
11時前に車止めから歩いて今日の山の斜面を登り始めようとしている。足許の葉はイチヤクソウの仲間だろう。
でも、何なのかはわからない。コバノイチヤクソウなのだろうか。
急斜面を登り始めて直ぐにSTさんが見つけた。
マツタケ
正直なところ、2日目になると「もう、いいや」って気分にいつもなるのだが、このマツタケとの遭遇で真剣に探すようになった。
トキイロラッパタケ
美味しいらしいが食べたことがない。
シロオニタケ
まつたけ山ではこんなものは邪魔者以外の何物でもない。
STさんが大きな声で呼んでいる。。。。
コウタケ
それから、また少し左前方に移動して、もう一塊のコウタケを見つけた。
それでも同じ斜面に夏のきのこが・・・・
タマゴタケ
他には土砂降りの後で、ちょっとみすぼらしい姿になったけれどハナイグチらしきものも沢山出ていた
ハナイグチ
何となくそろそろ、温泉にでも行こうかという気分だったのだが・・・・、STさんが僕に聞くのだ。これ、アカジコウ?
アカジコウ
驚いた。ビックリした。過去、一度しか出会っていなかったアカジコウ、
STさんのはなしでは、この山にはアカジコウは珍しいきのこではないらしい。松茸よりも例年、早く出るのでまつたけ狩りでは気が付かないだけなんだそう。ふと、足元を見るとコウタケが出ていた。
コウタケ
共演すると・・・・
つづく。