以前、もう5年位前のことだが、七種山にヒカゲツツジを観に登ったことがある。その時はかなり下流の野外活動センターから入り、池の脇の登山口から尾根に上がり、そのまま尾根筋を七草槍まで往復したのだった。
七種の滝はどこにあるのか、センター駐車場の地図を見てみると、そのまま車で奥に2km近く登って行った先にあるようだ。道は細く、一応、コンクリートで舗装はされていたが、落石がかなり落ちていてパンクしそうな道。傾斜も急で少し心細くなる。
それでも終点の駐車場に無事に到着したが、5台ほどの駐車スペースには何も停まってはいなかった。で、そこからは登山道を登って行くのだが、沢には水が僅かにしか流れていないのだ。
幾つか目の滝、虹が滝の脇の斜面に白い花が沢山咲いていた。川に降りて流れを渡り見てみる。
見たことのない花だ。でも、こんな登山道の脇の目立つところに群生しているのだから珍しいものではない筈・・・・。
写すときにモニターで花を拡大してフォーカスを合わせるのだが・・・・、あれ?似ているぞ?何かに・・・・。その時は思い出せず、その場を離れてさらに登った。
ギンリョウソウ
これ位しか、何も見つからない。
そして、険しい山道を登り、最後で最大の滝、雄滝へ。滝つぼに降りて・・・・
まず、足元。タツナミソウの類? 岩壁にはイワギボウシだろうか。芽を出して育ち始め。
少し、視線を上に。これから、何が生えてくるのだろう・・・・
そして、上を見上げた。
雄滝
落差は凄いのだが、残念なことに水量が僅かしかない。それでも、涼しげな風が吹き渡り、何とも清々しい気分になった。
滝つぼから道に戻り、さらに少し登ったところにお堂があった。だれも居ない。滝に向ってベンチが置いてある。座って正面に見える風景。
しばらく休んでから下山した。虹が滝の脇の白い花は友達に聞いたところ、サツマイナモリだった。兵庫県ではかなり稀なもので、絶滅危惧Ⅱ種だそうだ。それで、思い出した。形の似た花はイナモリソウだった。どうも、ピンクの花と白い花、結びつかなかった。
それと、もう一つ、似ていると思った白い花があるのだが、これも名前が思い出せないでいる。検索したらすぐに分かるだろうとは思っているのだが。