体調を決める三要素「筋肉」「水分」「脂肪」
このバランスが整っていれば、食べたものがきちんと消化され、必要な栄養分やエネルギーとして使われて、健康的できれいなカラダを保つことができるのです。
そのバランスが崩れることにより、カラダが必要以上に脂肪・水分を溜め込み、食べる量を減らしたところで結果は太ってしまうのです。
「筋肉」=”気”
”気”とは中医学的な考えではカラダのエネルギー源のこと。”気”が不足すると「気虚」になり、疲れやすく体力も気力も消化力も弱まって、筋肉も筋力もつかない状態になります。
筋肉が脂肪を燃焼させることは既にご存知の通り。つまり気虚で筋肉が不足しているから作用が思うように働かず、脂肪を使い切ることが出来ず、基礎代謝が悪くなり太りやすくなる、ということです。
「水分」=”水”
食べ物や飲み物が体内で消化され、吸収される栄養分も水の仲間。血液中の水分や保湿水分など体に有益なものと、尿や汗など体外に排泄されるべき利用できないものの2種類があります。不必要な水分が体内に溜まると「邪気」となりむくみや水太りという悪影響を与えます。これに熱が加わり蒸れた状態が「湿熱」です。
「脂肪」=”血”
血の流れが滞ると”お血(血行の悪い状態)”を招き、老廃物の代謝が鈍りコレステロールなどの血中脂肪が増えて肥満につながっていきます。
***********??食べたら太る?は大間違い??*****************
食べたから太るわけではないですよね。食べたらではなくて、食べ過ぎたら確実に太ります。
間違いはその食べ物の摂取方法に問題あり、というのが正しいでしょう。
ダイエットは本来、「健康になるための食事法」を身につけ、体を健康に保ちバランスを整えること、ですね。
ダイエット食品や単品ダイエットで同じものばかり食べていると、体に必要な栄養が足りない栄養失調状態になって、体内が活性化せず脂肪の燃焼しにくい体質になります。
子供の頃母に「好き嫌いせず、なんでもきちんと食べなさい」と躾けられてきたことは大人になってからとても役立つことだったのですね。肥満の人には好き嫌いが多い人が多い、というのもうなずけます。
そしてバランスの悪い食生活は脳の中枢システムを狂わせ、過食の原因となっていくそうです。
現代の食事内容でカロリーだけ十分すぎるほど摂取しても、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素が不足していると栄養バランスが崩れ、体が必要以上に水分や脂肪を摂り込み、太りやすくなってしまうそうです。
カロリーの高いコンビニ弁当、ファーストフード、インスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水や缶コーヒー(食品添加物)等、の使用原材料やカロリーを理解しながら食べないと・・・ダイエットだけの問題ではありませんね。
体型は好きなもの、好んで食べるものの形に変化していく(ふわふわのパンやケーキの摂取が多い人はふわふわシルエットのカラダに)そうですが、なるほどなぁ、と思ってしまいます。
つづく・・・