カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

体質を考えてみる ダイエット編Ⅳ

2005-06-10 | カラダ
  
では体質に戻って、太り方のタイプを見てみましょう。

 「気虚」太りタイプ 
食べる量が少ない・上半身は痩せていて下半身は太っている・下腹部がぽっこり・お尻が下がっている・体重の割りに体脂肪が多い・運動が苦手・疲れやすく体力がない・胃腸虚弱で下痢がちまたはお腹に力が入らず便秘気味
舌の状態・・色は白っぽい・分厚く幅もある・歯型が残る

★食べないことにより「気」が弱くなり疲れやすいので体力も筋力もつかない。筋肉不足のため新陳代謝が低下し、体脂肪が燃焼できずにあまり食べないのに太る、というタイプ。

 「気滞」太りタイプ
食べ物の好き嫌いが多い・食欲や食べる時間、量にむらがある・お腹周りを中心に全体的に太い・体が張ったり膨らんだような太り方・10kg位の体重の増減は平気である・ストレスが多くタバコ、コーヒー、お酒好き・思い込みが激しく気分にむらがある
舌の状態・・淡い赤・舌の回りや先端の赤みが強い

★生活環境に何らかのストレスを抱えていると、精神の不安定から「気」の流れが悪くなり水分が滞り代謝が抑えられてむくんだように太る、精神の不安定さから拒食症や過食症、さらに神経症など招くこともあるのでダイエットの方法にも注意が必要なタイプ。

 「湿熱」太りタイプ
早食いで大食い・冷たいもの、甘いもの、油物好き・体全体ががっちりと太っている・体重も体脂肪も多い・便秘気味だが体調を崩すと下痢しやすい・トイレが近い・にきび吹き出物など肌のトラブルが多い
舌の状態・・鮮やかな赤色で厚ぼったい・黄色っぽい苔

★エネルギッシュで疲れ知らずと言われる人に多いタイプ。冷たいものをよく飲むのは体の中に余分な水分「邪気」が溜まって熱を持つため、無意識にそれを冷まそうとしている。意外にも気虚の部分も持ち合わせている人が多いので、体重はあっても基礎代謝が低いので水分を代謝できず、ますます湿熱を助長し太りやすくなる。

 「お血」太りタイプ
食生活には問題ないが、食事の量を減らしても効果が出にくい・30代から太りだした・見た目より体重がある・背中や腕など上半身を中心に全体的に太い・冷房に弱い・頭痛、肩こりがある・肌のしみソバカス、くすみが気になる
舌の状態・・紫がかった赤黒・裏側に静脈がくっきり浮き上がっている

★血の巡りの悪さ=血液ドロドロ 血中脂肪が多くなり、内臓脂肪や皮下脂肪がつきやすく、それが原因で見た目以上に体重が多くなっている。お血があると骨盤内のうっ血が起こり、ホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンの脂肪代謝能力に乱れが生じて太りやすくなるタイプ。

主に4パターンに分かれましたが、他にもこれらがミックスされたタイプもあります。

参考までに
舌診

つづく・・・