カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

詐欺?!・・・未遂事件の巻

2009-03-05 | ヒビのこと

先週の木曜頃だったか?同居する後期高齢者の実母が会社から帰った私に言った。

「今日○○銀行から電話があって、しばらく通帳記入していないからしたほうがいいって言われた」

「え~?そんな電話、いちいち銀行がしてくるかなぁ?それ怪しいなぁ~?
 他になんか言われなかったの?」
「定期預金にしろって勧誘された」
「ほかには?」
「それだけ」
「そう・・・」

勧誘、という言葉に安心してしまった私は、それ以上は不思議に思わなかった。


そして日曜日のこと。
「そういえばこないだの電話のことだけど・・・暗証番号教えろって言われたから言っちゃた」
「??????はぁ?ななななななんだって?」
「銀行でなんかのトラブルがあったから口座番号と暗証番号って言われて・・・教えた・・・気がする」
「暗証番号を銀行員が聞いてくるわけないでしょっ!それが詐欺なんだから!
 暗証番号をハイ、そーですか、ってしゃべるヤツがどこにいるのさ!!(←瞬間男になる私)」

それから先はもう冷や汗モンでキャッシュカードを握り締め、ATMへ猛ダッシュ。
通帳がどっかいっちゃった(いつものこと)と言うので正しい残高は解らないが、
ATMで残高を確認したところ、大きな変化はないようだ。
変化はなかったが、相当な金額が残高にあったのでもう一回冷や汗

残高を試しに他の口座へ移した後、わざと三回間違えてキャッシュカードを使えないようにした。
(銀行に電話もした)

それから警察に連絡、事情徴収等・・・
警「振込め詐欺って知ってますか?ニュースや銀行で見てますよね」
母「ええ、知ってますけど自分は騙されないと思ってた」
警「自分は騙されない、って言ってる人ほど騙されるんですよ・笑」


月曜日は急遽会社を休み、私と母とで銀行を回る。
今は全て本人じゃないと何も出来ないから、連れて廻るだけで大変。
念のため口座解約したほうが良い、との銀行のアドバイス。
口座を解約したり暗証番号を変更したり、
それから念のため他の銀行残高もチェックし、残高移したり暗証番号変更したり・・・
年金も受け取っていたので社会保険庁へ行ったり・・・
翌日冷静になったら、公共料金も届けださないと・・・
もうヒッチャカメッチャカ・・・


だけど確実に犯人に口座番号と暗証番号が伝わっていたなら、
電話があって気付くまで3日あったから多分もう、預金はなくなっていたはず。
ダミーのカードを作って簡単にATMからおろせるって、おそろしや
キャッシュカードを利用できなくするのは有効な方法だよ、と警官に褒められた。(?)

母は最近相当頭の調子が悪いので、聞くたびに違うことを言ったりする。
特にこういうショッキングな時は、何がなんだか解らなくなっているから、
詳しく追求して聞いたところで真実は解らない。
今となっては、妄想も入っていたのかも・・・と思うけど、
とにかく何の被害もなくてヨカッタ
本人意外とけろっとしているのが・・・まいっか。


今まで家の中の管理を母に任せきりだったことを深く反省し、
今後の管理に真面目に取り組む私であった。


・・・ぐったり・・・