カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

花を求めて・日向沢ノ峰~蕎麦粒山~三ツドッケ②

2010-06-10 | ヤマのこと

続きです

6/6(日)今日は下山だけなので久々に朝寝坊。
小屋の皆さんは東日原から登って、有間ダム方面に降りられる方が多いようです。
のんびりの私たちが最後になりました。

昨日登らなかった三ツドッケには、小屋の裏から登っていきます。



6:00、朝はまだガスっていました。手ぶらで登れるので早朝お散歩気分♪
少し登ると、朝もやの中からピンクと白が・・・
なんとこんな近くにまだわ~っと咲いてました、シロヤシオ
こちらのほうが遅咲きだったのでしょうか?昨日通って来た道よりも多かったです。



山頂目指して進んでいくと尾根が細くなり、岩も増えてきます。
徐々に登るかと思ったら三ツドッケという名の通り一つ小さいピークを越え、
一旦下り、また登り返す事約30分・・・



ひょい、っと視界の広がる場所へ飛び出しました。



素晴らしい展望です!そして山頂にもシロヤシオが
朝のすがすがしい空気の中、青空にピンクと白の競演・・なんて美しいこと。


貸切の山頂で、可憐に咲くシロヤシオを堪能できるなんて思わなかったです。
咲き残っていてくれてありがとう。

 
ここが「三ツドッケ」山頂、7,8人で一杯になりそうに狭いけど眺めの良い場所でした。
まだガスがかかっていましたが、徐々に周りの山々が見えてきて・・・


富士山のてっぺんだけ見えるようになりました。
山座同定するけどなかなか解らず・・・あっちが雲取山方面だろうな~。



所々ガスで見えませんが、離れがたい風景
天気になってくれてよかった、やっぱり山の朝夕は最高ですね。



もう少し待ったらもっと晴れそうだけど、バスの時間が決まっているのでそろそろ帰らなきゃ。
三ツドッケからの下山は反対側に降り、山頂を巻くように小屋まで約20分。
小屋から酉谷山方面へ向かう山肌にも、たくさんのシロヤシオが咲いていました。


8:00、下山開始。いい天気で帰るのもったいないくらいだけど・・・
今日はヨコスズ尾根を下るだけ。最初は緩やかで自然林の美しい尾根道でした。


これ絶対シイタケだ!って言うんだけど・・・怖いから・・・



緩やかに尾根伝いに降りてきましたが「滝入ノ峰」を巻いてしまったようで、
その後はずっと樹林帯の中、右に左に巻くように降りていきます。
狭い登山道、どんどん人が登ってくるのでビックリ、やはり人気があるんですね!
昨日は7,8組しか会わなかったのに、20組くらいはすれ違ったかな?

途中、前を行くダンナが単独のオジサマに声をかけられています。

「三ツドッケ、眺めよかったでしょう~~」「はい」
なにやら会話を交わしていましたが、数歩後ろで話を聞いていた私は「あっ」っと気づきました。
この方は例の伝説の伐採おじさん・・・
展望を良くする為?三ツドッケ山頂の木を無断で伐採し、都に罰金30万円払ったそうです。
そんなこんなの会話、なかなか話が途切れず・・・(汗)

下山CT1時間40分と書いてあったのですが、どうも遅れている感じでここまできたのに、更に・・・マズイ。
会話が途切れたところ、じゃ!と言って別れました。
だんだん焦ってきて、下山でも汗だくになって降りていきます。
途中、いつもこのブログに遊びに来てくださるいっとさんと初バッタリ。
声をかけて頂いたのに、焦っていてあまりお話できなかったのでホントゴメンナサイ!!



続々と登ってくる登山道、登り優先で譲りながらも時計ばかり見て気持ちは焦る。
最後の九十九折の急坂を(気持ちだけ)ダッシュで下りる。
このバスを逃すと次は1時間半後、なんとか家の屋根が見えるところまで降りてきたけど、
あんなに下のほうに停まっているバス発見
ええ~まだこんなに下るの発車時刻まであと8分!・・・間に合わないっ!!


必死で車道まで降りてきたけど、走りたくとも靴が硬いから走れない
ダンナに「先に行って~~バス待っててもらって~~(笑)」と叫びながら小走りに・・・


何とかバス停に着き、「やった!間に合った!セ~~~フ
と、ひーはー言ってるとバスの運転手さんが、
「発車は10分ですからまだ大丈夫ですよ」と冷ややかな目で・・・

3分発だと思っていたのは9時台の事で、10時は10分発だって・・
あと10分もあるじゃない・・・またやってしもた~~
でも間に合ったんだから、いいか^_^;

丹沢よりは多分木の数が少ないと思いますが、静かにシロヤシオを満喫することが出来て、
大満足の2日間でした


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バスに揺られ奥多摩駅到着。
まだ早いのでいつもの温泉は開いてない。「もえぎの湯」は9:30からなので、
あまり行きたくないけど仕方ないかな・・・
と歩き始めたけど、試しに行ったことのないこちらへ電話すると「いいですよー」と優しいお言葉。
今回初めてお邪魔したのは駅から3分の「玉翠荘」さん。

氷川沿いに立つ小さな温泉、川を見下ろし、風が抜ける内湯は露天風呂のような心地よさ。
¥750で貸切朝風呂の贅沢を満喫し・・・(男性のお風呂はイマイチだったらしい・・・)


宿のワンちゃん?になつかれロビーで一休み。カワイイ子でした



温泉の後はいつものヒカステでがっつり昼食を食べ、
電車で昼寝をしながら帰りました。

あー、この気持ち良さが止められない、だから奥多摩大好き


おしまい。