カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

南高尾山稜で滝行?

2010-06-21 | ヤマのこと

2010.6.19(土)のおはなしです。

本当はこの週末は山梨方面へがっつり歩きに出かけたかったのですが、
天気予報は梅雨なのでしかたないけど雨&曇り。

ところが前日にウェザーニュースみたらなんと八王子&都内は昼間は太陽が覗くとか?
ならば山梨方面は交通費も時間もかかるから、雨でダメだったら悲しいけど、
京王線沿線なら天気予報に裏切られて雨だったとしても楽しめるだろう、
と、急遽予定変更で高尾エリアへ繰り出しました。

 
京王線 高尾山口駅に着いたのが8:30。いつもならごったがえしの駅前も朝の雨でガラガラ。
予報より早く空が明るくなったが、駅に着いたときはまだ霧雨が降っていた。
朝食を食べたりしているうちに日が差してきた
今日は何度も着ていてまだ歩いたことのなかった「南高尾」を歩こう、と決めてきた。
同じ方向へ歩く人はゼロ。

駅前から甲州街道に出て、信号の脇をすぐ左に入ると道標がありました。
実は見逃して先に歩いて行ってしまい戻りました・・・(~_~;)今日は「草戸山」方面へ進みます。



民家の脇、50センチほどの細い通路?のような道を上がるとすぐにうっそうとした裏山の風情。
湿度100%?雨上がりの登山道、早くも汗が噴出します。



(面白すぎる顔をお見せできないのが残念です・・・)
尾根に着くまで15分くらいですが、そこから小さなアップダウンがた~くさん出てきます。
歩き始めて40分程度でもう汗だくヨレヨレ「あづい~~」と座り込み。
お見苦しい写真でスイマセン


 
先は長いので気を取り直し出発。
ほぼ展望の利かない森歩きですが、時折明るくなります。
アップダウンばかりじゃなく、高尾らしいトレランコースのような平坦な道もあり。


 
明るい草戸峠を越え、階段をえっちらおっちら登ると・・・



「草戸山」に着きました。
明るく広いまるで公園のような山頂でした。
すぐ下に「城山湖」があるようですが、展望台に上がっても木々が茂っていて見えませんでした。



 
や~まぁーの畑のくわの実を~~
山育ちのダンナが教えてくれたので食べてみました、甘酸っぱくて美味しい



なんて楽しんだのもつかの間、こういう階段のアップダウンが多いんです・・・
今日は人も少なくて、静かな高尾を味わうには素敵なコースだとは思うのですが、
この梅雨の時期、展望のない蒸し暑い森の中のアップダウン・・・
山を歩くことを楽しみたい人以外にはちと辛いかな・・・

西山峠を過ぎるとまき道が出てきたのでぐんぐん巻きます(笑)
それまでは巻き道がないのでアップダウンするしかありません



ぐんぐん巻き巻き歩いていくと、前方が急に明るくなり・・・
地図にはなかった「見晴台」という所について・・・



わ~!丹沢方面が見えました!眼下には相模川、奥は津久井湖です。  
曇っていますがやっぱり展望があると気持ちが良いです。

尾根歩きだけだと楽しいけどちょっと飽きてしまう・・・刺激になってよかったです。

 
「中沢山」の分岐に着きましたが、お腹がすいたので山頂には寄らずに先へ進むと、
「金比羅山514m」という手書きの道標が。


 
なんとここには手作りの可愛らしい木のテーブルとイスが。
ちょうど木陰でそよ風が吹く絶好の休憩場所。
この先に「大洞山」があるはずですが、そちらが眺めの良い場所かは解らない。
それなら、とこの気持ちの良い森のテラスで昼食をとることにしました。

木の特性を生かした「リュック掛け」楽しいアイデアです。
なんだか気持ちがほっこり。制作してくれた方、ありがとうございます。



 
(暑い季節は柑橘系炭酸飲料♪ でもひと口だけですよ)
テラスの先は少しだけ北側が開け、高尾山方面が見えているのだと思います。
天気はどんどん回復し、木漏れ日が降り注ぐまでになりました。
気持ちが良くてお昼寝したい気分です・・・

そうそう、ここにあったこの看板の意味が解らないのです・・・猿より頭の毛が三本?
誰か教えて~


昼食を済ませ、進むと「大洞山536m」に着きました。
やはり展望はなく暗い山頂だったので、さきほどのテラスで昼食にして正解でした。

 
そこからしばらくは平坦になりましたが・・・。

地図で一旦車道にぶつかるのは解っていたのですが、結構下るんですね・・・
標高約100mほどぐんぐん下って、甲州街道にぶつかり、橋を渡り、一旦車道に出てしまいました。

13:30、車道に出ると下界モード全開  
気持ちが萎えてしまって、もうこのまま帰ろうかな・・・という気分になりました

これから先、さっき100m下ってきたのに、今度は「城山」まで200mの登り返し。
こんな蒸し暑い日に・・・こんなことやってるのって物好きだよね、私
このまま車道を歩いてしまおうか?と一瞬考えたのですが、この暑い時期車道歩きも辛い・・・
いや、歩き始めたからにゃ最後まで行かないと!そうだ!行くっきゃないのだ~!


 
と歩き出したらすぐそばに沢があって。
思わず顔をジャブジャブと洗ってしまいました、キモチイイ

が、その後はすぐに九十九折の登り。
一旦引いた汗がまたスタートに戻った感じで、噴出します。
今日も滝行・・・ 頭から水かぶったような汗です。一体今日は何㍑?



ぶへぇ~~暑くて倒れそうだぁ~~~
もう暑くて途中でスパッツも何も脱ぎ捨てました(笑)



でも途中から青空になって、振り返ると丹沢方面の山々がよく見えるようになりました。
あの三つこぶは多分、先日歩いた「丹沢三峰」うん、やっぱり登ってきてよかった。
眺めが良くなると楽しい、ゲンキンなもんだ


そしていつもの主尾根と合流し、やっと「城山」到着。



やっぱり広々、展望があるって気持ちいい~~


 
茶屋が開いていて、なんと!カキ氷ののぼりが!!迷わず「カキ氷くださ~~い」
と城山名物・山盛りカキ氷¥400で生き返りました!茶屋のありがたさよ・・・

5月末の茶屋全店休業事件(?)聞いてみましたがここ城山は営業していたらしい・・・。
多分天気が悪かったからじゃない?と言われました。それほどでもなかったんだけどな・・・





ダンナがビールで休憩していると、茶屋のまるまる太ったニャンコが
あっちこっちにクレクレ攻撃して廻ってきました。
お気に入りのものがなかったので諦めて不貞寝しちゃいました・・・


あんだよぉ~~


うりうりうり・・・


タダで触ろうなんて甘いわよ~でもきもちいいニャ


ここはあたしんちなんだからね~なんか置いてってね~~~~






と遊んでいたらもう15:00!わ、大変!慌てて相模湖方面へ降りなきゃ!!



東海自然歩道を激走!広くて公園のように整備されている登山道です。
登山口にはちょっとした茶店?があるので、ここでビールを飲んで徒歩5分くらい先のバス停へ行くこともできますが・・・



私たちは「千木良バス停」から徒歩3分(下まで)の”天下茶屋”の温泉へ。
今年初めてこんなに汗かきました、いったい何リットル?かいたのでしょう(笑)
16時ちょっと前だったのですがOKとのことで助かりました。
こんな汗だくなカラダでは帰れませんから・・・

写真は男湯。女湯は檜風呂です。貸切でのびのび~~最高


でも残念ながら城山でニャンコと遊びすぎて時間がなくなり、バスに間に合わず。
タクシーを呼んで相模湖駅まで戻りました(¥1100位)


もうそろそろ低山歩きが辛い季節になったのね・・・なんて思いながら、
無事ワールドカップ日本対オランダ戦の時間までに、家に辿りついた土曜日でした




今日歩いたコース。万歩計28000歩でした。

【行程】高尾山口登山口8:55→草戸山→10:30→三沢峠11:10→見晴台12:00
→金比羅山12:30~13:00→大垂水峠13:30→城山14:30~15:00→千木良バス停15:50
行動時間約6時間(昼食・休憩含む)