![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/17/9a55b65a0d985d50c09607a7b3c45936.jpg)
ずっと雨続きで運動不足。おかげで腰痛がひどかった。
久しぶりに病院に行って、痛み止めをもらう。
ずっと雨続きで、山の地盤が緩んでいる。沢筋の水量も際立って増えている。
予定していた沢登りは中止。
このダブルパンチで、海の日3連休は、急遽、中央アルプスに行き先を変更。
一気に梅雨が明けて、晴れ間が続きそうだ。
過去2回、雨で断念した三ノ沢岳に、ぜひ足を延ばそう。
沢登りにエントリーしていたメンバーと、ドタ参のG嬢を加え9人で
駒ヶ根に向かう。
茅葺きのレストランで、名物のソースカツ丼を食べる。ここは、店の前に
足湯がある。皆、この暑い中でも裸足になって足を浸けた。
菅の台に車を置き、バス、ロープウェーを乗り継ぎ、一気に標高2600mを
超える千畳敷へ。山ガールの姿もチラホラ。はやってきたなぁ。
残雪帯を抜けて、八丁坂をゆっくり登る。ゆっくり行かないと高山病になるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/34/c3e1445db892878f773fd8fcc78bae5d.jpg)
途中、ハクサンイチゲがたくさん咲いていて、「一眼トリオ」の
Mr.Dash、K菅クン、T橋クンは、写真撮影に忙しい。
シャッターを切るとき、息を止めるので、実は余計にしんどい。
宝剣山荘はかなり混雑しているとのことで、少し足を延ばして、
すいている駒ケ岳頂上山荘に宿泊地を変更。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a6/de9c892b21570ffcccb6d2f0f30a5de3.jpg)
途中、越える中岳は、山頂の大岩にがんばれば登れそう。
ハーケン、ボルトも打ってあって、イエティはかなりウズウズしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ee/a86f68c2707c5c35ab9dcf6457e383dc.jpg)
せっかく来たのだからと、中央アルプス最高点の駒ケ岳にも登る。
ここ来るのは何度目だろう。なんてことのないピークであるが、
今日は空気が澄んでいて、周囲の山々がよく見えた。
頂上山荘に着いたが、どうも胸焼けがする。珍しく高山病かな。
高所に弱いT橋クンも、やはり頭が痛いようだ。
アルコールはガマン。フテ寝するしかない。
18日の朝。何人かの元気者は、中岳に日の出を見に登っていった。
Mr.Dashの具合は、かなりマシになっていたが、今日の行程を考えて、
小屋の横のテン場から日の出を待つことにした。
雲海の奥にそびえる八ヶ岳連峰の向こうから、4時45分ごろ、美しい太陽が
昇ってきた。山で見る朝日は、いつも何故こんなに美しいのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/a3/17cfc1052342c4d7dc77f6dc93e8f7b7.jpg)
朝食を終え、6:00に出発。
中岳は越えずに、西側の巻き道をとる。岩場のトラバースなので、
ちょうどいい朝のエクササイズだ。
そのまま宝剣岳へ向かう。より険しい岩場が続くが、今日の9人は、
全員、ザイル登攀の経験者だけあって、身のこなしはスムーズ。
強いて言えば一番経験の浅いN原さんが気になるところではあったが、
やたら怖い怖いと言っているものの、集中的にクライミングジムに
通っているからか、体重移動はスムーズで、歩調も確実だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/8d/8f0e544d89d18d29b6321e34b0ba8ee0.jpg)
宝剣岳の山頂の岩には、イエティが登っただけで、あとのメンバーは自重。
東側がスッパリ切れ落ちた山頂部、眼下に千畳敷が迫り、足元が寒くなる。
引き続き、稜線を南下する。険しさが増す。
よく事故が起きているが、確かに、危ないところだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/5a8e918e2a57de8980619956f575ce08.jpg)
しかし、真新しいクサリが以前より丁寧に付けられていて、ずいぶん
難易度は下がった。これでまた、さらに初心者が入ってきては事故るのだろうな。
分岐を南西にとり、三ノ沢岳へ。ここからは未知の領域だ。
評判のお花畑は、どんなものなのか。
静かな山旅ができるルートとのふれ込みであったが、どうしてどうして。
熟年ハイカーの数は、かなり多い。
ハイマツ帯の長い下り坂。最後尾のT橋クンが、なにやら追いついてきた
単独行のサングラス女性と話をしている。
純粋純朴のT橋クンも間もなく30歳。最近、女性との会話に慣れて
きたなぁと思ったら、どこかで見た顔。桑名のT中“ノリカ”さんではないか。
単身赴任で、今日は休日出勤のダンナを待っても仕方ない、
昨夜、駒ヶ根高原にやってきて、初の車中泊をして、早朝、ロープウェイに
乗って我々に追いついてきたのだ。すごい行動力。
車中泊は、お酒を飲みながらゆっくり読書したそうで、「癖になりそう」
とのことだ。異空間にワクワク感をおぼえるのは、共感できる。
ともあれ、高山植物通のノリカさんが加わり、俄然、小さな目立たない花まで
カメラ隊の被写体になる。本当に小さな小さな花を目ざとく見つけては、
名前を教えてくださる。貴重な存在である。
バイカオウレンが咲いていたのは、ノリカさんも意外だったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/95/5d81eb5cab471cadd82c97adb1efbf2e.jpg)
果たして山頂直下の斜面には、面積はそれほど大きくはないにしても、
見事なお花畑が広がっていた。
高山植物は、単独で可憐に咲く姿もいいが、群落をつくり、短い夏を謳歌する姿もいい。
か弱くもあり逞しくもある、そんな高山植物に、我々は生命の神秘をみる。
三ノ沢岳のピークは、三角点と、それより若干標高が高い岩場で構成されている。
岩に登り、見渡せば、御岳、乗鞍、笠、穂高、槍と続く。
駒ケ岳、宝剣が遠景を遮り、さらに右に視線を移せば南アルプスの主峰群そして
富士山。さらに右は、中央アルプスの稜線と空木岳。
日本100名山、日本の標高ベスト10のうち、いったい幾つ見えているのだろう。
ゴージャスな眺望である。
いつまでも、ここにいたいほどの絶景であるが、そうも言っておれない。
元の道を返し、主稜線に戻る。
ウスユキソウの群落を見ながら、これは固有種のコマウスユキソウなのか、
それとも平凡な種なのかと考える。未だにわからない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a3/22186b664674686a3d72129dd2777567.jpg)
極楽平からは、ズルズルの雪渓を滑らないように注意して下りる。
ホテル千畳敷のホームページに、アイゼンが必要と注意書きがあったのも
うなずける。一応用意はしてきたが、フラットフッティングで乗り切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/cd/163553e4d7032fec0c92ee6d23f6bb29.jpg)
戻った千畳敷には、観光客がワサカ押し寄せており、ロープウェイは
整理券が配られ、待ち時間は1時間半。
メンバーの大半は、山頂の喫茶店(屋外デッキがある)で生ビールに舌鼓。
Mr.Dashはアイスコーヒーに酔いしれた。
時間はかかったが、菅の台に下り、明日は仕事というノリカさんと別れる。
残るメンバーは、温泉、地ビールレストランの夕食、そして近くのキャンプ場で
買い込んだ地ビールを囲む宴会と、アフター登山を楽しむのであった。
19日。朝から、駒ヶ根スポーツセンターの人工クライミング施設で
登攀を楽しむ。300円で終日遊べるのは魅力。
腰痛のMr.Dashには、オーバーハングはつらい存在以外の何者でも
なかったが、若手連中がスイスイ登るようになっているのは
少々、羨ましくもあるが、クラブの行く末を考えれば本当に喜ばしい。
ハードな登攀の領域は、世代交代が進むべきである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/8f/2b60600b7ecb979d48e8c585150cae03.jpg)
昼過ぎまで壁にへばりついていたら、思いっきり日焼けしてしまった。
今、鼻の頭の皮がめくれて醜いのなんの。
帰宅後、あれほど痛かった腰の調子が、少しマシになっている。
逆療法だったのか。
久しぶりに病院に行って、痛み止めをもらう。
ずっと雨続きで、山の地盤が緩んでいる。沢筋の水量も際立って増えている。
予定していた沢登りは中止。
このダブルパンチで、海の日3連休は、急遽、中央アルプスに行き先を変更。
一気に梅雨が明けて、晴れ間が続きそうだ。
過去2回、雨で断念した三ノ沢岳に、ぜひ足を延ばそう。
沢登りにエントリーしていたメンバーと、ドタ参のG嬢を加え9人で
駒ヶ根に向かう。
茅葺きのレストランで、名物のソースカツ丼を食べる。ここは、店の前に
足湯がある。皆、この暑い中でも裸足になって足を浸けた。
菅の台に車を置き、バス、ロープウェーを乗り継ぎ、一気に標高2600mを
超える千畳敷へ。山ガールの姿もチラホラ。はやってきたなぁ。
残雪帯を抜けて、八丁坂をゆっくり登る。ゆっくり行かないと高山病になるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/34/c3e1445db892878f773fd8fcc78bae5d.jpg)
途中、ハクサンイチゲがたくさん咲いていて、「一眼トリオ」の
Mr.Dash、K菅クン、T橋クンは、写真撮影に忙しい。
シャッターを切るとき、息を止めるので、実は余計にしんどい。
宝剣山荘はかなり混雑しているとのことで、少し足を延ばして、
すいている駒ケ岳頂上山荘に宿泊地を変更。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a6/de9c892b21570ffcccb6d2f0f30a5de3.jpg)
途中、越える中岳は、山頂の大岩にがんばれば登れそう。
ハーケン、ボルトも打ってあって、イエティはかなりウズウズしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ee/a86f68c2707c5c35ab9dcf6457e383dc.jpg)
せっかく来たのだからと、中央アルプス最高点の駒ケ岳にも登る。
ここ来るのは何度目だろう。なんてことのないピークであるが、
今日は空気が澄んでいて、周囲の山々がよく見えた。
頂上山荘に着いたが、どうも胸焼けがする。珍しく高山病かな。
高所に弱いT橋クンも、やはり頭が痛いようだ。
アルコールはガマン。フテ寝するしかない。
18日の朝。何人かの元気者は、中岳に日の出を見に登っていった。
Mr.Dashの具合は、かなりマシになっていたが、今日の行程を考えて、
小屋の横のテン場から日の出を待つことにした。
雲海の奥にそびえる八ヶ岳連峰の向こうから、4時45分ごろ、美しい太陽が
昇ってきた。山で見る朝日は、いつも何故こんなに美しいのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/a3/17cfc1052342c4d7dc77f6dc93e8f7b7.jpg)
朝食を終え、6:00に出発。
中岳は越えずに、西側の巻き道をとる。岩場のトラバースなので、
ちょうどいい朝のエクササイズだ。
そのまま宝剣岳へ向かう。より険しい岩場が続くが、今日の9人は、
全員、ザイル登攀の経験者だけあって、身のこなしはスムーズ。
強いて言えば一番経験の浅いN原さんが気になるところではあったが、
やたら怖い怖いと言っているものの、集中的にクライミングジムに
通っているからか、体重移動はスムーズで、歩調も確実だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/8d/8f0e544d89d18d29b6321e34b0ba8ee0.jpg)
宝剣岳の山頂の岩には、イエティが登っただけで、あとのメンバーは自重。
東側がスッパリ切れ落ちた山頂部、眼下に千畳敷が迫り、足元が寒くなる。
引き続き、稜線を南下する。険しさが増す。
よく事故が起きているが、確かに、危ないところだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/5a8e918e2a57de8980619956f575ce08.jpg)
しかし、真新しいクサリが以前より丁寧に付けられていて、ずいぶん
難易度は下がった。これでまた、さらに初心者が入ってきては事故るのだろうな。
分岐を南西にとり、三ノ沢岳へ。ここからは未知の領域だ。
評判のお花畑は、どんなものなのか。
静かな山旅ができるルートとのふれ込みであったが、どうしてどうして。
熟年ハイカーの数は、かなり多い。
ハイマツ帯の長い下り坂。最後尾のT橋クンが、なにやら追いついてきた
単独行のサングラス女性と話をしている。
純粋純朴のT橋クンも間もなく30歳。最近、女性との会話に慣れて
きたなぁと思ったら、どこかで見た顔。桑名のT中“ノリカ”さんではないか。
単身赴任で、今日は休日出勤のダンナを待っても仕方ない、
昨夜、駒ヶ根高原にやってきて、初の車中泊をして、早朝、ロープウェイに
乗って我々に追いついてきたのだ。すごい行動力。
車中泊は、お酒を飲みながらゆっくり読書したそうで、「癖になりそう」
とのことだ。異空間にワクワク感をおぼえるのは、共感できる。
ともあれ、高山植物通のノリカさんが加わり、俄然、小さな目立たない花まで
カメラ隊の被写体になる。本当に小さな小さな花を目ざとく見つけては、
名前を教えてくださる。貴重な存在である。
バイカオウレンが咲いていたのは、ノリカさんも意外だったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/95/5d81eb5cab471cadd82c97adb1efbf2e.jpg)
果たして山頂直下の斜面には、面積はそれほど大きくはないにしても、
見事なお花畑が広がっていた。
高山植物は、単独で可憐に咲く姿もいいが、群落をつくり、短い夏を謳歌する姿もいい。
か弱くもあり逞しくもある、そんな高山植物に、我々は生命の神秘をみる。
三ノ沢岳のピークは、三角点と、それより若干標高が高い岩場で構成されている。
岩に登り、見渡せば、御岳、乗鞍、笠、穂高、槍と続く。
駒ケ岳、宝剣が遠景を遮り、さらに右に視線を移せば南アルプスの主峰群そして
富士山。さらに右は、中央アルプスの稜線と空木岳。
日本100名山、日本の標高ベスト10のうち、いったい幾つ見えているのだろう。
ゴージャスな眺望である。
いつまでも、ここにいたいほどの絶景であるが、そうも言っておれない。
元の道を返し、主稜線に戻る。
ウスユキソウの群落を見ながら、これは固有種のコマウスユキソウなのか、
それとも平凡な種なのかと考える。未だにわからない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a3/22186b664674686a3d72129dd2777567.jpg)
極楽平からは、ズルズルの雪渓を滑らないように注意して下りる。
ホテル千畳敷のホームページに、アイゼンが必要と注意書きがあったのも
うなずける。一応用意はしてきたが、フラットフッティングで乗り切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/cd/163553e4d7032fec0c92ee6d23f6bb29.jpg)
戻った千畳敷には、観光客がワサカ押し寄せており、ロープウェイは
整理券が配られ、待ち時間は1時間半。
メンバーの大半は、山頂の喫茶店(屋外デッキがある)で生ビールに舌鼓。
Mr.Dashはアイスコーヒーに酔いしれた。
時間はかかったが、菅の台に下り、明日は仕事というノリカさんと別れる。
残るメンバーは、温泉、地ビールレストランの夕食、そして近くのキャンプ場で
買い込んだ地ビールを囲む宴会と、アフター登山を楽しむのであった。
19日。朝から、駒ヶ根スポーツセンターの人工クライミング施設で
登攀を楽しむ。300円で終日遊べるのは魅力。
腰痛のMr.Dashには、オーバーハングはつらい存在以外の何者でも
なかったが、若手連中がスイスイ登るようになっているのは
少々、羨ましくもあるが、クラブの行く末を考えれば本当に喜ばしい。
ハードな登攀の領域は、世代交代が進むべきである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/8f/2b60600b7ecb979d48e8c585150cae03.jpg)
昼過ぎまで壁にへばりついていたら、思いっきり日焼けしてしまった。
今、鼻の頭の皮がめくれて醜いのなんの。
帰宅後、あれほど痛かった腰の調子が、少しマシになっている。
逆療法だったのか。