![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/2c/20aa1972db06362a0984365a1e85e338.jpg)
■メイン写真
愛宕山の山頂に建つ愛宕神社
■今回のコース
清滝バス停→渡猿橋→お助け水→大杉大神→水尾分岐→黒門→愛宕神社→白髭神社→
愛宕山三角点→月輪寺→月輪寺登山口→清滝バス停
全国の愛宕神社の総本社がある、愛宕山。
「あたごさん」として、我が生誕の町、京都で親しまれている。
ここの愛宕神社は、「京都観光Navi」によると、「火伏せ(防火・鎮火)」の神として、
全国800余社に勧請されているという。
今回、いろんな事情もあり、本当に久しぶりに、この山を訪れた。
清滝バス停から、一文字屋食堂の前を通り、左の坂を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e9/38de9fb357aa9def04e04e054bdedbdf.jpg)
渡猿橋を渡ったところ。このあたりは秋は紅葉の名所だ。
清滝川の流れが美しいところで、梅雨の時期にはホタルもちらちら出るという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/67/b3afb3c84fdbb77a25b0c401128edd89.jpg)
ユキノシタが控えめに咲いていた。
まずは、かつての愛宕山ケーブルカーの駅跡を観に行って、往年をしのぶ。
赤い鳥居をくぐって、表参道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ca/e0529dffdeba2adcffd36c0673bf2115.jpg)
すぐ、少しの間だけだが、ケーブルカーの軌道跡に沿う。
よく、古い遺跡には威圧感というか、神々しさのようなものであったり、
知りもしない時代の痕跡に郷愁を感じたりするが、
近代遺跡というのは、なんとも、もの悲しい、寂しさのようなものが伝わってくる。
お助け水から、嵯峨小学校清滝分教場跡、火燧権現跡を過ぎ、
昔からの歩きやすい参道が延々と続く。
壺割坂の急登を登り切ると、20丁の一文字屋跡だ。
さっきバス停の横にあった一文字屋さんは、かつて、ここで茶屋を営まれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/9c/db636123251f6de06cdcb1b67f144a20.jpg)
さらに、だらだらと登っていくと、25丁の奈かや茶屋跡に着く。ここには休憩舎が
あって、最初の休憩ポイントとして好適。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/dd/7bf823c8b4a2e74927657da211b7747e.jpg)
歴史を感じさせる参道が続く。
写真的には、並行する電線、電柱がどうしても気になってしまう。
30丁の水口屋跡にも休憩舎がある。休憩舎の左奥から、大杉谷方面への分岐が出ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/89/0d37aec74713fccffb58e830b7c35121.jpg)
すぐ先が、大杉大神。
杉の古木をしたがえた小さな祠に、「神聖」の一斗樽が3つ供えられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/4b/76954b5db71900c3b05c0388d11866ff.jpg)
大杉大神の南側からは、ポンポン山が向こう正面に見えた。
登り始めて、初めてのまともな展望地だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/10/32fea210ae3808f3b62419a0fba78268.jpg)
その先の崩壊地跡からは、保津川の蛇行する流れ、洛西方面が見える。
7合目休憩舎跡(かわらけ場跡)からも、眺めが楽しめる。
休憩舎は完全に崩壊して、古い柱などが隅に集められていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/66/d6a913f8fbf5bab52c71475612f131a5.jpg)
水尾分岐(ここにも休憩舎あり)で右へ。
すぐに樒花売りの小屋跡に着き、短い区間だが、石段が出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/ec/f9c06443ca093a2237cf8b502a79bd18.jpg)
ガンバリ坂を登っていると、左に満開のクリンソウ群落が出迎えてくれた。
今年は、あちこちでクリンソウをみているなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/c1/0dff5ca348bc86821d2aebd3e62e5178.jpg)
黒門(京口惣門)に着く。また石段が出てきた。表参道名物で趣がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cc/ca67d6fda43aabe6fe816c8a8a1c6fa3.jpg)
愛宕神社の社務所。
手前に公衆トイレ。社務所前には、このあたり唯一の飲料自販機がある。
向かいは広い公園状になっており、ベンチに座って樹間から京都の市街が
見て取れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e0/70e132c7b005149b0d38c2cd843dffd7.jpg)
愛宕神社へは、最後に長い急な石段を上る。
愛宕山の山頂でもある神社にお参りし、ついでに東側直下の白髭神社にも寄ってみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/04/3619b2e5e7d555b8c064e3a5f5bcca8e.jpg)
ここまで来たので、勿体ないので愛宕山の三角点に立ち寄った。
なかなかの展望である。京都のもう一つのシンボル的な山、比叡山も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/31/07308735028a09e8c56d976d94eac922.jpg)
ここの三角点が変わっていて、よくある四角柱の標石タイプではなく、
水準点と同じデザインの丸い金属製だ。
もとの白髭神社下の分岐に戻り、月輪寺を目指して東への尾根道を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/36/135237703295f51128c39688c12312bb.jpg)
月輪寺は、781年、慶俊僧都の開創と伝わる。空也上人や法然上人らも
よく来たという古刹だ。
しかし、今では少し荒廃が進んでいる様子で、ちょっと悲しい。
境内にあるシャクナゲの大木は、天然記念物に指定されている。
また、時雨桜は親鸞上人が流罪になる時、お手植えになったもので、
5月には晴天でも桜から雫が落ちてくるという。
月輪寺から下の登山道も、なかなか歩き甲斐があり、これを登って参拝するのは
さぞかし大変だったことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/35/a3b4b97d46545ac37c2f95110c36c391.jpg)
月輪寺登山口に下りる。空也滝への分岐でもある。渓流が涼し気だ。
堂承川沿いの舗装道を下る。
東海自然歩道の分岐(錦雲峡、高尾への道)を過ごして、もとの清滝バス停に
戻った。
バスで嵐山に戻り、まだ時間があったので、「ジオラマ京都JAPAN」に寄ってきた。
おっさん一人で、少し気恥ずかしかったが、"鉄分"を補給でき、はればれとした
気分で帰宅した。
愛宕山の山頂に建つ愛宕神社
■今回のコース
清滝バス停→渡猿橋→お助け水→大杉大神→水尾分岐→黒門→愛宕神社→白髭神社→
愛宕山三角点→月輪寺→月輪寺登山口→清滝バス停
全国の愛宕神社の総本社がある、愛宕山。
「あたごさん」として、我が生誕の町、京都で親しまれている。
ここの愛宕神社は、「京都観光Navi」によると、「火伏せ(防火・鎮火)」の神として、
全国800余社に勧請されているという。
今回、いろんな事情もあり、本当に久しぶりに、この山を訪れた。
清滝バス停から、一文字屋食堂の前を通り、左の坂を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e9/38de9fb357aa9def04e04e054bdedbdf.jpg)
渡猿橋を渡ったところ。このあたりは秋は紅葉の名所だ。
清滝川の流れが美しいところで、梅雨の時期にはホタルもちらちら出るという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/67/b3afb3c84fdbb77a25b0c401128edd89.jpg)
ユキノシタが控えめに咲いていた。
まずは、かつての愛宕山ケーブルカーの駅跡を観に行って、往年をしのぶ。
赤い鳥居をくぐって、表参道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ca/e0529dffdeba2adcffd36c0673bf2115.jpg)
すぐ、少しの間だけだが、ケーブルカーの軌道跡に沿う。
よく、古い遺跡には威圧感というか、神々しさのようなものであったり、
知りもしない時代の痕跡に郷愁を感じたりするが、
近代遺跡というのは、なんとも、もの悲しい、寂しさのようなものが伝わってくる。
お助け水から、嵯峨小学校清滝分教場跡、火燧権現跡を過ぎ、
昔からの歩きやすい参道が延々と続く。
壺割坂の急登を登り切ると、20丁の一文字屋跡だ。
さっきバス停の横にあった一文字屋さんは、かつて、ここで茶屋を営まれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/9c/db636123251f6de06cdcb1b67f144a20.jpg)
さらに、だらだらと登っていくと、25丁の奈かや茶屋跡に着く。ここには休憩舎が
あって、最初の休憩ポイントとして好適。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/dd/7bf823c8b4a2e74927657da211b7747e.jpg)
歴史を感じさせる参道が続く。
写真的には、並行する電線、電柱がどうしても気になってしまう。
30丁の水口屋跡にも休憩舎がある。休憩舎の左奥から、大杉谷方面への分岐が出ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/89/0d37aec74713fccffb58e830b7c35121.jpg)
すぐ先が、大杉大神。
杉の古木をしたがえた小さな祠に、「神聖」の一斗樽が3つ供えられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/4b/76954b5db71900c3b05c0388d11866ff.jpg)
大杉大神の南側からは、ポンポン山が向こう正面に見えた。
登り始めて、初めてのまともな展望地だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/10/32fea210ae3808f3b62419a0fba78268.jpg)
その先の崩壊地跡からは、保津川の蛇行する流れ、洛西方面が見える。
7合目休憩舎跡(かわらけ場跡)からも、眺めが楽しめる。
休憩舎は完全に崩壊して、古い柱などが隅に集められていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/66/d6a913f8fbf5bab52c71475612f131a5.jpg)
水尾分岐(ここにも休憩舎あり)で右へ。
すぐに樒花売りの小屋跡に着き、短い区間だが、石段が出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/ec/f9c06443ca093a2237cf8b502a79bd18.jpg)
ガンバリ坂を登っていると、左に満開のクリンソウ群落が出迎えてくれた。
今年は、あちこちでクリンソウをみているなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/c1/0dff5ca348bc86821d2aebd3e62e5178.jpg)
黒門(京口惣門)に着く。また石段が出てきた。表参道名物で趣がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cc/ca67d6fda43aabe6fe816c8a8a1c6fa3.jpg)
愛宕神社の社務所。
手前に公衆トイレ。社務所前には、このあたり唯一の飲料自販機がある。
向かいは広い公園状になっており、ベンチに座って樹間から京都の市街が
見て取れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e0/70e132c7b005149b0d38c2cd843dffd7.jpg)
愛宕神社へは、最後に長い急な石段を上る。
愛宕山の山頂でもある神社にお参りし、ついでに東側直下の白髭神社にも寄ってみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/04/3619b2e5e7d555b8c064e3a5f5bcca8e.jpg)
ここまで来たので、勿体ないので愛宕山の三角点に立ち寄った。
なかなかの展望である。京都のもう一つのシンボル的な山、比叡山も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/31/07308735028a09e8c56d976d94eac922.jpg)
ここの三角点が変わっていて、よくある四角柱の標石タイプではなく、
水準点と同じデザインの丸い金属製だ。
もとの白髭神社下の分岐に戻り、月輪寺を目指して東への尾根道を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/36/135237703295f51128c39688c12312bb.jpg)
月輪寺は、781年、慶俊僧都の開創と伝わる。空也上人や法然上人らも
よく来たという古刹だ。
しかし、今では少し荒廃が進んでいる様子で、ちょっと悲しい。
境内にあるシャクナゲの大木は、天然記念物に指定されている。
また、時雨桜は親鸞上人が流罪になる時、お手植えになったもので、
5月には晴天でも桜から雫が落ちてくるという。
月輪寺から下の登山道も、なかなか歩き甲斐があり、これを登って参拝するのは
さぞかし大変だったことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/35/a3b4b97d46545ac37c2f95110c36c391.jpg)
月輪寺登山口に下りる。空也滝への分岐でもある。渓流が涼し気だ。
堂承川沿いの舗装道を下る。
東海自然歩道の分岐(錦雲峡、高尾への道)を過ごして、もとの清滝バス停に
戻った。
バスで嵐山に戻り、まだ時間があったので、「ジオラマ京都JAPAN」に寄ってきた。
おっさん一人で、少し気恥ずかしかったが、"鉄分"を補給でき、はればれとした
気分で帰宅した。