Mr.Dashのぶろぐ館

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2023年6月14日(水)[大峰]行者還岳、クサタチバナのお花畑へ!

2023年06月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
クサタチバナ群落。ちょうど旬に訪れることができた!!


■今回のコース
90番ポスト→大ヒノキ→タイタン広場→奥駈道出合→天川辻→行者還小屋→
第五十八靡「行者還」→(往路を戻る)→90番ポスト


今年も行者還岳に、貴重な群落、クサタチバナを観に行った。
伊吹山などでもみられる花だが、知る限り、近畿ではここの群落が最も大規模である。
「岳人」で記事を書いてからも、毎年のように訪れている。

今回は、朝まで雨が降っていたうえに、行者還小屋で昼食を摂っていたら霧雨が
斜めに降ってきたので、登頂はやむなく断念となったが、花はまさに今が旬とばかりに
満開状態。前日までの雨で群落はみずみずしく元気いっぱいでラッキーだった。



アプローチの尾根は、樹木のユニークな生態の宝庫。
昔、伐採されたヒノキなどが朽ち、その上に新しい命が成長している、いわゆる切り株更新が
幾つか見られる。



変わった形の樹も。



おそらく根元にあった倒木が、すっかり朽ち果てたため、根上がり状態になった樹。



ミズナラの巨樹。



ヒノキの巨樹(左奥)。



そして双子ヒノキの巨樹。圧倒的な存在感と、神秘性。



清明ノ尾に合すると、有名な「タイタン広場」出る。古いマツダのトラックが放置されている。
「岳人」にも書いたが、このトラック、実はマツダ・タイタンではなく、正確にはその前衛機種
E2500である。



清明ノ尾を詰め上がると、大峰奥駈道に出る。
雨の合い間の山行なので雲が垂れ込み、さすがに景色は楽しめず。



このあたり、シロヤシオも多いが、花期はもう終わっており、最後の数輪が待っていてくれた。



奥駈道を南下する。
石灰岩がポコポコしているあたりにさしかかると、ヒメレンゲが咲いている。



待ってました、クサタチバナ群落。
皆さんの、予想を超える規模だったようで、感激の声しきり。



白い可憐な花。
アップにしても、かわいいものは、かわいい。



かつてはもっと広大な群落で、両手で分けて進んだものだ。
今ではバイケイソウやトリカブトが徐々に侵食してきている。



天川辻のお地蔵さん。大峯奥駈道が世界遺産に認定される前は、このあたりを
送電線が越えていた。その送電線鉄塔を建設する際の安全を祈願して設置された
地蔵で、寄贈した地元の名士たちの名も刻まれている。



ふと見上げると、サラサドウダン。



オオカメノキ。
他にカマツカもあったが、旬は過ぎていた。



花に見とれていたので、少々遅れ気味に、行者還の避難小屋に到着。
遅めの昼食をとっていたら、とうとう雨が降り始めた。



この日は、雨になるようなら山頂登頂は諦めることは最初に宣言していた。
せめてもと、第五十八靡「行者還」まで行って拝んでくる。



帰りに見たタニギキョウ。



猿の群れにも出くわした。50mほどの距離を保ち、緩やかに離れていく猿たち。
地面からなにやら拾っては口にしている。何かの木の実でも落ちているのだろうか。



帰りに少しガスが晴れ、鉄山の尖った三角形がチラッと見えた。



クルマに戻り、国道309号線を走っていると、前方に若いシカが駆けていく。

こういう天気の日には、動物たちもよく出現するものだ。

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