Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年12月27日(水) 南紀の山をハシゴする(1)速玉神社から千穂ヶ峯

2017年12月31日 | 山登りの記録
■メイン写真
千穂ヶ峯の直下の稜線から熊野川の美しい流れを見下ろす

■今回のコース
熊野本宮⇒熊野速玉神社(駐車)→千穂ヶ峯(権現山)→牛の背中→神倉神社→
熊野速玉神社

年末、4日間をかけて南紀の山々を巡ってきた。
この時期に雪のない山に登るなんて、初めてかもしれないな。



初日は国道168号をひたすら南下して、熊野本宮へ。
今回、熊野三山をすべて訪れる。こんな機会もそうそうないことだ。



熊野速玉神社の駐車場にクルマを停め、近くの定食屋さんで「あおさそば定食」を
食べてから、速玉神社にお参りする。



境内にある、ナギの古木。これはすごい。
樹齢約1,000年の、日本一のナギの大樹だ。
ナギは針葉樹だが、一見、普通の広葉樹の葉っぱのような形をしている。
葉脈は縦方向にだけ走っているので、なかなか縦方向へはちぎれないため、
夫婦円満や縁結びのお守りにも使われている。



神社の南側を回り込むと、千穂ヶ峯(権現山)への登山口がある。
山頂を経て、神倉神社に下りるルートだ。



道標はしっかりしている。さすがに歩く人が多いようだ。



時折、樹木越しではあるが、熊野川の流れが見える。



少しは急登もあるが、そもそも標高253mの山だ。



あっという間に山頂に到着。
面白いのは、山頂にある山名表示看板が「権現山」になっていること。
登山口の看板には、国土地理院の地形図と同じ、「千穂ヶ峯」となっている。

別名「鎮護ヶ峰」。多くの尾根が張り出していることから「千代ヶ峰」、
経典が埋められてきたことから「経ヶ峰」とも呼ばれるとのことである。



稜線を離れ、「牛の背中」に下りてみた。
麓から、巨大な牛の丸い背中のような岩が見えるのだが、その最上部から
新宮の街並みが眺められる。



神倉神社に到着。ここは、かねてから訪れたかったところで、夢がかなった。
ゴトビキ岩の迫力は圧倒的で、原始の磐座信仰がここに
芽生えたのも自然の流れに思える。
速玉神社のサイトによると、神倉神社は、「熊野大神が熊野三山として
祀られる以前に一番最初に降臨された聖地」とされる。



ちなみに、「熊野速玉大社は、まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の
神倉山から、初めて真新しい社殿麓に建てて神々を祀ったことから、
この神倉神社に対して新宮社と呼ばれて」いるとのこと。
だからここの地名は新宮なんだと、恥ずかしながら今ごろ知った。



長い石段を下り、初日の登山(お散歩程度)は終了。
夜は勝浦に移動し、ガイドの先輩Iさんと夕食。
もう一人、来てくれるはずだった、ご当地キャラクターのヨーホエルは
日ごろの激務がたたり、海で伏してしまったのだが、ヨーホエルが
おすすめしてくれた隠れ家的なお店は、新鮮な魚介料理が絶品だった。

JR那智駅前にある道の駅那智で車中泊。那智駅交流センター「丹敷の湯」と
いう温泉が併設されているので、野宿するにはじつに便利な場所だった。


※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年12月23日(土) ご当地... | トップ | 2017年12月28日(木) 南紀の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事