Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年12月30日(金)~2023年1月1日(日) [北八ツ]渋の湯から、初日の出の白駒池へ!

2023年01月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
凍りついた白駒池。このあと池の上をお散歩した


■今回のコース
12/31 渋の湯(渋御殿湯)→賽の河原地蔵→高見石小屋(高見石)→(南側ルート)→
   白駒池(白駒荘泊)
1/1 白駒荘→(北側ルート)→高見石分岐→賽の河原地蔵→渋の湯⇒明治温泉


久しぶりに大晦日を八ヶ岳連峰の山小屋で過ごしてみようということで、北八ツへ。
2022年が創業100年の節目となる、おなじみ白駒荘に泊まることにした。
いつもは北八ヶ岳ロープウェイから麦草峠経由で行くのだが、今回は12年ぶりに
渋の湯ルートを歩いてみた。



渋御殿湯に前泊。武田信玄秘蔵の霊湯として知られる、まさに秘湯である。
単純酸性硫黄泉の、よくあったまる泉質でよかった。
あちこちの温泉を知りたいから、次は渋辰野旅館や横谷温泉旅館にも興味がある。



大晦日の朝、気温マイナス9.8度の中をスタート。
風がないので、それほど寒さを感じない。
いつまで営業していたか知らない渋の湯観光ホテルの廃墟前を通る。



登山道入り口で登山届を出して、橋を渡る。
今シーズンの滑り出しは、雪が豊富だという。



すぐに天狗岳への道を分ける。
天狗岳は、2008年の大晦日に唐沢鉱泉からの周回ルートで登って、鼻の穴まで凍った。



この日は"平和な"、シラビソ、トウヒ、コメツガの樹林帯を行く。アイゼンも要らないくらい。
ハクサンシャクナゲの葉は、積雪に備えて垂れ下がり閉じている。花芽はけっこうついていた。



ふいに眼前が開ける。樹林帯が途切れ、火山岩がごろごろした「賽の河原」だ。



賽の河原地蔵。由来を記した説明板が、隣の岩に埋め込まれている。



振り返れば中央アルプスの峰々。あちらも快晴だ。



南側を仰ぐと中山。キラキラ光っている。なんか、いいなぁ。



再び樹林帯に入って尾根道に合流。なんなく高見石小屋に到着した。



お昼前だったので、名物の揚げパンを注文。
全5種。我々パーティもちょうど5名だったので、好きな味を選んでもらう。
Mr.Dashは抹茶味をテイスト。うますぎる!!



高見石のてっぺんからは、大好きな360度ビュー。
東側、白駒池と、彼方に浅間山連峰。



白駒池に下りてきた。2022年は3回もこの池の上を歩くことになる。
今回も白駒荘さんにお世話になるが、大晦日に泊まるのは初めて。
しかも2022年は創業100周年なのだ。



豪華な夕食のあと、お神酒(黒澤酒造の「まるト」純米きもと造り)のふるまいと、
ハズレなしのじゃんけんゲームが開かれた。なかなか勝てなかったが、Tシャツをゲットした。
それに先立ち、ご主人のスピーチがあったが、じつに感動的なものだった。

大晦日というのは、白駒荘にとっては特別な日。2017年12月31日、
当時の新館と浴室棟が全焼する火事が起きたのだ。
ご主人やスタッフのただならぬ頑張りで、小屋は9か月で再建、10月には営業を再開した。
以来5年、白駒荘は101年目を迎えようとしている。



写真は2017年9月に訪れた、在りし日の白駒荘新館。



そして2023年元日。
この日も天気に恵まれ、感動的な初日の出を白駒池の上で迎えた。



帰りは、昨日とは別の道で高見石へ。こちらのほうが斜度が緩いので、楽に登れる。



余裕をもって下山。帰りに、明治温泉で入浴。
創業130年の歴史があり、有馬温泉のような赤い鉄炭酸泉。これが温まる。
明治温泉の由来は「明らかに治る湯」ことだという。
温泉宿の建屋までは、凍った細い道なので、冬季は4WD車しか通れない。
これがまた、混んでなくていい。



茅野市内の「そばきり吉成」で、遅めの昼食。
地元、八ヶ岳山麓で栽培されたそば粉を使った十割そばを提供している。
お値段はちょっと高めだが、満足十分のおいしさ。

久しぶりに年越し登山をしたが、やっぱりええもんやな!

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