Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年12月29日(金) 南紀の山をハシゴする(3)嶽ノ森山と峯ノ山

2017年12月31日 | 山登りの記録
■メイン写真
嶽ノ森山雄岳から見た雌岳の岩峰

■今回のコース
道の駅「一枚岩」→登山口→犬鳴谷上部→峯への分岐→峯ノ山→峯への分岐→
嶽ノ森山雄岳→キレット→雌岳→キレット→相瀬登山口→道の駅「一枚岩」




3日目。
今日もいい天気だ。国道371号に面した道の駅「一枚岩」を出発する。
古座川の一枚岩は、高さ100m、幅500mの奇岩である。



キイジョウロウホトトギスの群生地を通り、一枚岩トンネルの手前で右の道に
入ると、すぐに登山口がある。



ちょっと登ると、鎖場が出てくる。岩場の急登を過ぎると、左に深く切れ込んだ
犬鳴谷が見えてくる。右は岩峰だ。



やがて犬鳴谷を詰めることになるが、南紀特有のナメ床に、丁寧にステップが
刻まれており、歩きやすい。



ふと見ると、オレンジ色をしたコケが大きな群落を形成していた。
コケだけではなく、南紀を3日間歩くだけで、植物の種類の多さを実感する。
なるほど、この豊かな環境が、南方熊楠を輩出したのだと納得。



一枚岩でできた地形は、ここが低山で、かつ国道にも近い場所であることを
忘れさせる。

植林帯に入ってしばらくすると、嶽ノ森山と峯ノ山との分岐点に出る。
まずは峯ノ山まで往復してみる。



すぐに右側が皆伐された場所に出る。向こうに見えているのが、電波塔が建つ
峯ノ山だ。



伐採のために拓かれたと思われる幅広の作業道の終点に出た。
絶景が広がる。向こうに見えている山々で最も高いのは法師山だろうか。



舗装林道に合流し、峯ノ山を東から回り込むように進み、南側の尾根道から
ピークを目指す。



南紀のフユイチゴは、やたら大きい。
なぜか実がついていないなと思ったが、後日、熊野百間渓谷自然学校のI校長から、
これはホウロクイチゴという種類だと教わった。



峯ノ山は、一等三角点峰だが、電波塔が立ち並び、周りは植林で展望もない。
ちょっと残念な気がするが、ここまでの道のりの絶景に免じて。



もとの分岐点に戻り、今度は、もうすぐそこに迫っている嶽ノ森山を目指す。
いきなり岩場の急登になる。



古座川の澄んだグリーンの流れが真下に見える。そのくらい急峻な、屏風状の
尾根上にいるということだ。



雄岳に到着だ。この日は風がビュンビュン吹き抜けており、油断すると
飛ばされそうになる。標高たったの376mとは信じられない高度感。



雄岳山頂に鎮座する小祠。



この先も、強烈な下り坂。さすがにフィックスロープが張られている。



キレットから、雌岳に登り返す。ここも岩場の急登で、実に楽しい。



雌岳の山頂は、巨岩のすぐ上。強風が吹きすさんでいた。



雌岳から見た雄岳。南側はほぼ垂直の岩壁だ。



キレットに戻り、南側に下る。このあとルートは、岩峰の南側をトラバース
しながら緩やかに下っていくのだ。



下山途中、尾根にちょっと上ってみたら、ちょうど「一枚岩」が見下ろせた。



雌岳を振り返ると、こちらもまた恐ろしいほどの垂壁が見えた。



最後は植林の中をジグザグに下り、相瀬側の登山口に下り立った。



「一枚岩」はちょうど午後の日差しに照らされていた。

このあと、翌日の山行に備えて紀伊田辺へ移動。
田辺市内のスポーツ店「オハナ」に立ち寄って、ガイド仲間のA社長と
しばらく話をしてから、「弁慶のさと湯」で温まり、A社長おすすめの
「銀ちろ」で夕食。珍しい、ウツボのたたきを食べたが、なかなか弾力の
ある肉質でたいへん美味かった。
少し眠気も感じたが、あとちょっとだけ運転をがんばって、日高川町へ。
道の駅「SanPin中津」で3日目の車中泊となった。


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