Mr.Dashのぶろぐ館

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2018年6月23日(土) [大峯]観音峰へ、終盤のベニバナヤマシャクヤクに、間に合った!

2018年06月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
観音峰のベニバナヤマシャクヤク。今年はもうこれで花期終了か。


■今回のコース
観音峰登山口→観音水→展望台→観音平→観音峰展望台→観音峰→(往路を戻る)→
観音の岩屋→観音峰登山口


あいにくの雨。しかし、目的の花、幻のベニバナヤマシャクヤクは、この梅雨シーズンが
旬である。
春のサクラ以降、あらゆる花の開花時期が早い今年。ベニバナヤマシャクヤクも
少し早かった。

ベニバナヤマシャクヤクは、レットデータで指定されている絶滅危惧種。
環境省カテゴリで絶滅危惧Ⅱ類、奈良県では絶滅危惧Ⅰ類である。
観音峰には、こんな貴重な花が咲いている。



観音峰登山口をスタート。まずは吊橋を渡る。
昨日の暑さはどこへやら。気温15度だ。



観音水で咽喉を潤す。



展望台からの絶景は、今日はおあずけ。



しばらく登っていくと、コンクリートの古い土台の残骸の横を通る。



全員、レインウェアの「梅雨の正装」。登り坂では、この気温でも汗がにじむ。



観音平の直下は、カエデなどの美林だ。苔の感じがまた良い!



観音平に到着!



休憩舎で、ひと呼吸置くことにした。



しばらく休んでいたら、軒下にコウモリがやってきた。コウモリは雨でも傘をささない。
写真、ちょっとピンボケで残念。



カエデやブナの樹林帯を登り、さらに標高を稼ぐ。



観音峰展望台。雨はそんなにひどくないのでラッキー。
しかし、ご自慢の大展望は雲に隠れてしまっていた。



観音峰は今年3月29日に山火事が起きて、植生防護柵の杭も黒こげだ。



今年のベニバナヤマシャクヤクはもう終盤。
それでも少しだけ、まだ残っていた。




山頂を目指す。雨を含んだ土壌が少し滑る中、用心深く登る。



山頂に到着。やっぱりこの瞬間は喜びが炸裂する。



風を避けて昼食をとったあと、いつもの記念写真。
じっとしていると寒いので、すぐ下山にかかる。



観音峰展望台に戻ったら、雲が少し飛ばされて、稲村ヶ岳が"チラ見"できた。

下山は往路を戻るが、新旧の穴倉を2つ、寄り道してみた。



まずは観音の岩屋へ。南北朝時代に、後醍醐天皇の子息たちが、この岩屋に
身を隠したと伝わる。
吉野から天川に落ちのびた後村上天皇や、戦に敗れて逃げてきた大塔宮護良親王など
である。岩屋の中には十一面観音が祀られている。



観音平の少し下に、登山道からはちょっと見にくいのだが、煉瓦造りの横穴がある。
これはかつて、磁鉄鉱を採掘していた鉱山の入口だ。中はすぐ先で落盤している。

行きに見たコンクリートの土台も、鉱物を下界に下ろした索道にまつわる
施設の跡だそうだ。

この登山道からは少し距離があるが、観音峰の某所では、ガーネット(ざくろ石)や
紫水晶の鉱脈もあるという。



これも登っているときには気づかなかったが、途中でササユリが数輪咲いていた。


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