![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/13/f937a496ef15076e97242accfa8112a3.jpg)
■メイン写真
巨大カツラに6種類の別の木が宿った「七色の木」
■今回のコース
オマツ谷合流点駐車スペース→案内板の分岐→森林公園管理棟(WC)→長老ヶ岳→
林道出合→(近畿自然歩道)→案内板の分岐→七色の木、権現さん→案内板の分岐→
オマツ谷合流点駐車スペース
長老ヶ岳は、京丹波町のシンボルとして地元に親しまれ、京都府下では標高第7位の
916.8mの山だ。関西百名山にも選ばれている。
今回、じつに久しぶりにこの山を訪れた。ブナ、カエデ、ミズナラなどの新緑が
すばらしかった。
コース中、舗装道比率が高いのが欠点だが、それを補って余りある癒しの山旅だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/57/757034426cfd88af267882a94bf6bb4f.jpg)
オマツ谷合流点の路肩に駐車。昨年の7月豪雨で登山道入口が激しく崩壊し、
ここから先、車両は通行不可能な状態が続いている。現在、復旧工事が行われているが
崩壊したエリア全体を考えると、工事はまだまだ序盤といったところだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/72/bba464b91b618a870c13fa74646b952e.jpg)
駐車地に咲いていたオオバアサガラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/28/50fa4309fb37275dccecae6cfddffd03.jpg)
オマツ谷に沿った林道は崩壊が著しい。
森林公園への分岐はオマツ谷と権現谷の合流点でもあるが、谷筋がえぐれてひどい
状態だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/53/751fa2d67f9f4d5c6bc56a009381fe96.jpg)
森林公園へ続く舗装林道を行く。
トチ(左)とホオノキ(右)が隣り合っていた。ともに大きな葉が印象的な樹種。
隣にあると、その違いが詳しく見てとれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/42/6bb285a35f2f39397f69679e399c5371.jpg)
仏主(ほどす)の集落が見下ろせるポイント。標識もつけられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/48/39293925bfbc5f400ddd643a1e7f0669.jpg)
森林公園の管理棟と公衆トイレがある広場に着く。
ここでやっと、舗装道から解放される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/86/18ffedf97b47d8f9b2fcd0766171ef26.jpg)
落葉広葉樹の美しい森林。時折、涼しい風が流れ込んでくる。
登山道は道幅も広く、きわめて歩きやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/92/c335525e2247cdbd451fdd6ae937984c.jpg)
ヤマボウシ。ああ、もう初夏なんだなと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8e/e4bac1e6dfa2daafe48f7087b2a1b91d.jpg)
管理棟広場から数分の所に、立派な休憩舎が建つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ce/b0df36d9c4e417d5f4da2841e00df172.jpg)
ギンリョウソウを発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/9f/a3ef2973542945738e2f812b139302a1.jpg)
展望台跡。若いアカマツのブッシュに囲まれ、天板も抜けて土台だけ残っていた。
周りの木が大きくなったため、展望もない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/53/7b54b11d09406e416e8f71d721b610a6.jpg)
あずま屋で休憩しようと思ったが、天井にスズメバチが営巣を始めていたので
そそくさと退散。次に行く人、気をつけてね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/b3/c677e280fa554eca160ccb40f681ab06.jpg)
みずみずしいばかりの森林が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ef/1be27319cb6c59f66dcfc358b7e4599e.jpg)
タニウツギ。たくさん見かけたが、これがいちばん花の付き方がよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/64/5127599f43aa7e5dfae623310ba03313.jpg)
やがて植林帯に入ると、林床にヒカゲノカズラが目立つようになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c8/e4d81607d7a2af327a56f84113348bd8.jpg)
山頂部は電波塔が幾つも建っている。
ということは、山頂まで管理用の舗装道が通っているということ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/95/ac4ef854da2d9ce946ba608e2f660d3b.jpg)
山頂直下の美しい樹林帯を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b5/1ae8a1a39892bf536d8a667d098f03d4.jpg)
長老ヶ岳の山頂に到着! 北に弥仙山や日本海が見える。すばらしい眺望だ。
特に南北が開けている。南は京都北山が見えているのだが、目立ったピークがないので
山座同定が難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/eb/e33bbd4094f5f2065b4b7fc54f334300.jpg)
一等三角点。このほか国体採火台や、あずま屋もある。
国体採火台は、1988年京都国体の際に採火したものだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/e9/6571fca34eede7d46855039f87338d7f.jpg)
立派な山名表示の前でポーズ!
ちなみにこの山には、平安時代には山頂に密教の寺院が100寺ほどあったという。
『蛙岩の上に座っていた「蛙仙人」から長老ヶ岳を譲り受けた円能法師が飛鳥時代に
開山した』と京都府のホームぺージに紹介されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/78/6e6934f3f0b489c888e64a251cb8b8d4.jpg)
山頂の北東直下は、イワカガミの大群落。
もう花期は終わっているが、これが咲いている頃を想像するだけでウットリする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a9/8ad7ea3cd4c7a29d217bd4ca7e5c462a.jpg)
山頂で空を仰ぐと、この日もハロが出ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/12dcf4f37330b0f024b15914c63823ee.jpg)
青葉山も彼方に見えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/3f/087c83893c755c5b89da7705daa92a33.jpg)
ナナカマドの白い花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/1b/e904c5bb09b0233a659040f386c4be0e.jpg)
ほどなく管理道に合流する。ここから先はずっと舗装道になるので、
関心は路傍の植物だけとなる。
ホオノキの花も咲いている。周辺は、なんとなく甘い香りが漂っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1b/60323b28fd906096c980373245f1bbab.jpg)
トチノキの穂状の花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/55/dc20949fd7913e7d811715d7bf9825a2.jpg)
ハクウンボク。
エゴノキと花は似ているが、葉の大きさが明らかに違って大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/6b/1652cf29c2400d635ad9c0a468d6b361.jpg)
タニウツギの蜜に、クロアゲハが夢中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/dd/6d028bfc7e1f3ede2df7c1b3231d96fe.jpg)
ツルアジサイ。そういえばイワガラミは見なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c7/ebac48847188f25639b7d925e9625afd.jpg)
〆に「七色の木」に寄り道する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/de/3a436573d1d2d9ec95449f00878baa87.jpg)
幹の直径7mを超す巨大カツラの木に、6種類の他の樹木が共生しているという。
スギ、カヤ、ケヤキ、カエデ、フジだというが、ケヤキは探しても見つからなかった。
カエデは、具体的にはイロハモミジのようだった。
共生している種類うんぬんよりも、そのサイズと生命力に圧倒される。
根回りは、ジブリ映画のラピュタのようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/15/9c73f2abeb7b41f9b488b85d60625060.jpg)
鳥居をくぐり、渓流に沿って鎖場を注意深く進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1a/d5788555467eb3dde357e5dee15dd712.jpg)
ほんのわずかで、権現ノ滝(小さな斜瀑)と、左岸に権現さんと呼ばれる窟屋がある。
最後に自然のエネルギーをもらって家路についた。
長老ヶ岳へは、他に上乙見や音海からのルートもあるが、今回のルートも
舗装道を避けるようなうまいルートが拓かれれば、この山の登山的価値はさらに
アップすることだろう。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教
室」は、「ここをクリック」!!
巨大カツラに6種類の別の木が宿った「七色の木」
■今回のコース
オマツ谷合流点駐車スペース→案内板の分岐→森林公園管理棟(WC)→長老ヶ岳→
林道出合→(近畿自然歩道)→案内板の分岐→七色の木、権現さん→案内板の分岐→
オマツ谷合流点駐車スペース
長老ヶ岳は、京丹波町のシンボルとして地元に親しまれ、京都府下では標高第7位の
916.8mの山だ。関西百名山にも選ばれている。
今回、じつに久しぶりにこの山を訪れた。ブナ、カエデ、ミズナラなどの新緑が
すばらしかった。
コース中、舗装道比率が高いのが欠点だが、それを補って余りある癒しの山旅だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/57/757034426cfd88af267882a94bf6bb4f.jpg)
オマツ谷合流点の路肩に駐車。昨年の7月豪雨で登山道入口が激しく崩壊し、
ここから先、車両は通行不可能な状態が続いている。現在、復旧工事が行われているが
崩壊したエリア全体を考えると、工事はまだまだ序盤といったところだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/72/bba464b91b618a870c13fa74646b952e.jpg)
駐車地に咲いていたオオバアサガラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/28/50fa4309fb37275dccecae6cfddffd03.jpg)
オマツ谷に沿った林道は崩壊が著しい。
森林公園への分岐はオマツ谷と権現谷の合流点でもあるが、谷筋がえぐれてひどい
状態だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/53/751fa2d67f9f4d5c6bc56a009381fe96.jpg)
森林公園へ続く舗装林道を行く。
トチ(左)とホオノキ(右)が隣り合っていた。ともに大きな葉が印象的な樹種。
隣にあると、その違いが詳しく見てとれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/42/6bb285a35f2f39397f69679e399c5371.jpg)
仏主(ほどす)の集落が見下ろせるポイント。標識もつけられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/48/39293925bfbc5f400ddd643a1e7f0669.jpg)
森林公園の管理棟と公衆トイレがある広場に着く。
ここでやっと、舗装道から解放される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/86/18ffedf97b47d8f9b2fcd0766171ef26.jpg)
落葉広葉樹の美しい森林。時折、涼しい風が流れ込んでくる。
登山道は道幅も広く、きわめて歩きやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/92/c335525e2247cdbd451fdd6ae937984c.jpg)
ヤマボウシ。ああ、もう初夏なんだなと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8e/e4bac1e6dfa2daafe48f7087b2a1b91d.jpg)
管理棟広場から数分の所に、立派な休憩舎が建つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ce/b0df36d9c4e417d5f4da2841e00df172.jpg)
ギンリョウソウを発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/9f/a3ef2973542945738e2f812b139302a1.jpg)
展望台跡。若いアカマツのブッシュに囲まれ、天板も抜けて土台だけ残っていた。
周りの木が大きくなったため、展望もない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/53/7b54b11d09406e416e8f71d721b610a6.jpg)
あずま屋で休憩しようと思ったが、天井にスズメバチが営巣を始めていたので
そそくさと退散。次に行く人、気をつけてね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/b3/c677e280fa554eca160ccb40f681ab06.jpg)
みずみずしいばかりの森林が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ef/1be27319cb6c59f66dcfc358b7e4599e.jpg)
タニウツギ。たくさん見かけたが、これがいちばん花の付き方がよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/64/5127599f43aa7e5dfae623310ba03313.jpg)
やがて植林帯に入ると、林床にヒカゲノカズラが目立つようになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c8/e4d81607d7a2af327a56f84113348bd8.jpg)
山頂部は電波塔が幾つも建っている。
ということは、山頂まで管理用の舗装道が通っているということ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/95/ac4ef854da2d9ce946ba608e2f660d3b.jpg)
山頂直下の美しい樹林帯を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b5/1ae8a1a39892bf536d8a667d098f03d4.jpg)
長老ヶ岳の山頂に到着! 北に弥仙山や日本海が見える。すばらしい眺望だ。
特に南北が開けている。南は京都北山が見えているのだが、目立ったピークがないので
山座同定が難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/eb/e33bbd4094f5f2065b4b7fc54f334300.jpg)
一等三角点。このほか国体採火台や、あずま屋もある。
国体採火台は、1988年京都国体の際に採火したものだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/e9/6571fca34eede7d46855039f87338d7f.jpg)
立派な山名表示の前でポーズ!
ちなみにこの山には、平安時代には山頂に密教の寺院が100寺ほどあったという。
『蛙岩の上に座っていた「蛙仙人」から長老ヶ岳を譲り受けた円能法師が飛鳥時代に
開山した』と京都府のホームぺージに紹介されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/78/6e6934f3f0b489c888e64a251cb8b8d4.jpg)
山頂の北東直下は、イワカガミの大群落。
もう花期は終わっているが、これが咲いている頃を想像するだけでウットリする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a9/8ad7ea3cd4c7a29d217bd4ca7e5c462a.jpg)
山頂で空を仰ぐと、この日もハロが出ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/12dcf4f37330b0f024b15914c63823ee.jpg)
青葉山も彼方に見えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/3f/087c83893c755c5b89da7705daa92a33.jpg)
ナナカマドの白い花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/1b/e904c5bb09b0233a659040f386c4be0e.jpg)
ほどなく管理道に合流する。ここから先はずっと舗装道になるので、
関心は路傍の植物だけとなる。
ホオノキの花も咲いている。周辺は、なんとなく甘い香りが漂っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1b/60323b28fd906096c980373245f1bbab.jpg)
トチノキの穂状の花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/55/dc20949fd7913e7d811715d7bf9825a2.jpg)
ハクウンボク。
エゴノキと花は似ているが、葉の大きさが明らかに違って大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/6b/1652cf29c2400d635ad9c0a468d6b361.jpg)
タニウツギの蜜に、クロアゲハが夢中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/dd/6d028bfc7e1f3ede2df7c1b3231d96fe.jpg)
ツルアジサイ。そういえばイワガラミは見なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c7/ebac48847188f25639b7d925e9625afd.jpg)
〆に「七色の木」に寄り道する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/de/3a436573d1d2d9ec95449f00878baa87.jpg)
幹の直径7mを超す巨大カツラの木に、6種類の他の樹木が共生しているという。
スギ、カヤ、ケヤキ、カエデ、フジだというが、ケヤキは探しても見つからなかった。
カエデは、具体的にはイロハモミジのようだった。
共生している種類うんぬんよりも、そのサイズと生命力に圧倒される。
根回りは、ジブリ映画のラピュタのようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/15/9c73f2abeb7b41f9b488b85d60625060.jpg)
鳥居をくぐり、渓流に沿って鎖場を注意深く進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1a/d5788555467eb3dde357e5dee15dd712.jpg)
ほんのわずかで、権現ノ滝(小さな斜瀑)と、左岸に権現さんと呼ばれる窟屋がある。
最後に自然のエネルギーをもらって家路についた。
長老ヶ岳へは、他に上乙見や音海からのルートもあるが、今回のルートも
舗装道を避けるようなうまいルートが拓かれれば、この山の登山的価値はさらに
アップすることだろう。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教
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