Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年4月29日(金) [鈴鹿]藤原岳の春を楽しむ(風景編)

2016年05月01日 | 山登りの記録
■メイン写真
天狗岩の手前から見た藤原岳(左)


■今回のコース
西藤原駅→大貝戸道登山口(休憩所)→神武神社→聖宝寺道・大貝戸道分岐(8合目)→
藤原山荘→天狗岩→藤原山荘→藤原岳展望台→藤原山荘→聖宝寺道・大貝戸道分岐(8合目)
→(聖宝寺道)→大堰堤→聖宝寺→鳴谷ノ滝→鳴谷神社→大貝戸道登山口


ヒルが出てくる前に、どうしても藤原岳に登っておきたかった。
雨の翌日、一気に晴れわたるとの天気予報。これは行かねば。



三岐鉄道の西藤原駅は、駅舎がSL風。横には本物SLとディーゼル機関車が
展示されている、鉄道好きの人にとっては楽しいところ。



大貝戸道登山口の駐車場は、8時台というのに、ほぼ満車だった。



神武神社に手を合わせてから、右手の登山道を登っていく。



2合目にいらっしゃる不動明王。



最初は植林だが、すぐに自然林になる。ちょうどユズリハの若葉が美しい季節。



一面シロモジの中を通り抜ける。秋は全部、黄色に色づいて綺麗だろうな。

地元の小学生たちが元気に登ってくる。
走るように追い抜いては、「何合目」の標識で休んで、また我々が追い抜く。

6合目で再び植林に変わるが、8合目あたりで自然林になる。
聖宝寺道・大貝戸道分岐の付近はバイケイソウ群落が印象的だった。

9合目からは急登が続く。
しかし、ルートは適切に整備され、雨の翌日なのに、以前のようにドロドロに
ぬかるむこともない。それでも石灰岩の上に不用意に足を乗せると、
つーっと滑るので、フラットフッティングは絶対である。



藤原山荘に到着!!



新しいバイオトイレができている。整備に携わったボランティアの皆さんには
頭が下がる思いだ。



まずはカレンフェルト地形の中を、なだらかな稜線の踏み跡をたどって天狗岩へ。
天狗岩に着いた瞬間、強い獣臭がした。さっきまでシカがいたのか。

稜線は強い風が絶え間なく吹き過ぎていく。
いきなり真っ暗に曇って、細かい雨粒がパラパラっときたかと思えば、
サッと青空になったりする。その晴れ間を縫って、写真を撮る。

藤原山荘に戻る。1階は満員で、2階で靴を脱いで、昼食を摂る。
今日は、強風を避けられるだけでも、ありがたい。



藤原岳展望台に向かう。
その途中、天狗岩と藤原山荘を振り返る。
この5~6年で、腰くらいまであった笹原が、ほぼ完全に消えてしまったが、
霊仙山同様、シカの食害だろう。



藤原岳展望台に到着。
いつまでも眺めていたい絶景だが、あまりの強風に、早々に退散。



下山は、聖宝寺道をとる。こっちはちょっとだけ難易度が高く、人が少ない。
荒れているとの評判だが、7合目付近で横を通る涸沢は崩壊が進んでいる。
また、3合目と2合目の間で涸れ沢の渡渉と、崩壊しかけの右岸を
微妙にへつる箇所があり、これらが「荒れている」ゆえん。
しかし、それ以外は歩きやすい道だ。



かつて長命水があった沢は荒廃した。古い堰堤は、まるで自然の滝のように
全体に溶け込んでしまった。



新しい巨大な堰堤ができている。
左岸を上り、堰堤を超えたら、またすぐ下に降りる。

久々に標高差1000mの山行だったが、相変わらず寄り道して楽しむ。
清らかな沢の水を惜しげもなく引き込んだ聖宝寺の庭園を一周。



2条の水流が印象的な鳴谷ノ滝。



鳴谷神社は、狛犬ならぬ「狛猿」がユニークだ。

満ち足りた気持ちで、家路についた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年4月20日(水) 猪ノ鼻ヶ... | トップ |  2016年4月29日(金) [鈴鹿]... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事