
8/12(月)
日の出は5時過ぎ。一面の雲海の彼方から、眩しい朝日が差した。
今日もいい天気になりそうだ。
東鎌尾根は、初めて歩く。西鎌尾根とともに、この界隈のノーマルルートの
主な稜線では最後まで歩き残してしまったルートだ。
よって今回は、その未踏のルートを一気に歩こうとするものだ。
大天井ヒュッテを経て、稜線の南側をトラバースしながら徐々に標高を上げる。
このあたりは高山植物が豊富で、花の撮影に忙しい。なかなか前に進めない。

コバイケイソウが斜面一面に咲く。

続いて、シナノキンバイも負けじと。
Y沢氏も、高山植物には詳しい。
2人でパーティの先頭を歩きながら、シャッターを押しまくる。
貧乏沢下降点には、小さな標識とリボンがあったが、急いでいると
見逃してしまいそう。
貧乏沢は、北鎌尾根へのアプローチの一つとして使われる。
ビックリ平で稜線に躍り出る。向こうからの風が通り、涼しい。
ここからは概ね、南南西にのびる稜線づたいに歩くことになる。
赤岩岳は、三角点があるだけに、登山道があるのかと思っていたが、
東側をアッサリ巻いてしまう。記録を調べるとハイマツをかき分けて
無理やり三角点に達した御仁もおられる模様だが、まだ先が長いので、
そんな気になれない。

ほどなく西岳の分岐。荷物をデポし、ピークを踏みに行く。
元の道に戻るとほんのすぐ先がヒュッテ西岳。
あまりに暑く、体が乾ききっていたので、ここで500mlのジュースを買い、
一気飲みしてしまう。うまいっ!

ここから先は一転、ハシゴやクサリの連続だ。東鎌尾根のハイライトの始まりである。
とにかく下る、下る。ハシゴの連続。落ちたら、ただごとでは済まないだろう。
10:50頃に、水俣乗越に到着。
2007年に、ここで怪我をしている大学生パーティに出くわしたことがある。
あの時は北鎌を目指しながらも、パーティの体調不良でMr.Dashは
引き返し、イエティのみ、Uガイドとともに北鎌を制覇した思い出がある。
あのときよりも、水俣乗越から北に下りる踏み跡は濃くなっていた。

ここからは、厳しい登りが続く。
しかし、目指す槍ヶ岳はかなり近く迫ってきている。

ハシゴが連続し、かなりつらいが、シャクナゲがまだ咲いていて驚かされたり
して、面白くもあった。
カブリ岩の横を抜けると、間もなくヒュッテ大槍に着く。
ここでもジュースを買ってガブ飲み。
この先は、岩場のトラバースが続く。なかなか楽しいルートだった。
13:50、槍岳山荘に到着。
実は、単独で登ってくるT中さんと、ここで落ち合うことになっている。
槍ヶ岳は、登山10年目のT中さんにとって、憧れの山。
3000m級山岳の経験を徐々に積み、ついに単独、槍にチャレンジの日を迎えられた。
新穂高温泉から右俣谷ルートで登る計画だが、ケータイの電源を入れたら、
もう千丈分岐まで来られているとメールが入っていた。
こちらの勝手な予想より、1時間早い。
ケータイがお互いに通じることも驚きだが、T中さんの頑張りは驚異だ。
山荘前で、大健闘のT中さんを出迎える。
槍の穂先は、人が数珠つなぎ状態である。
15:30頃。まだ渋滞は続いていたが、そろそろ登り始めないと夕食の時間に影響する。
Mr.Dash、ともちゃん、Y井氏は、今年5月にも槍に登っているし、
敢えて登らなくても、という思いもあったが、O田さんとT中さんの初登頂を
見届けたいので、全員で登り始める。

渋滞は予想以上で、なんと1時間かかって、ようやく槍のピークに到達。
写真は、T中さん、念願の頂上到達の瞬間である。

山頂で記念写真。

夕方になり、太陽がかなり傾いてきている。
ふと見下ろすと、「影槍」がクッキリ浮かび上がっているではないか!
これは結構、感動した。
穂先からの下山にも時間がかかり、結局、山荘に戻ったのは17:50。
夕食の10分前のことであった。
ビールの乾杯で、登頂の感動をもう一度分け合う。
ささやかな宴会を催すべきであったが、今日も、部屋に戻ったら
そのまま疲れて寝てしまった。
日の出は5時過ぎ。一面の雲海の彼方から、眩しい朝日が差した。
今日もいい天気になりそうだ。
東鎌尾根は、初めて歩く。西鎌尾根とともに、この界隈のノーマルルートの
主な稜線では最後まで歩き残してしまったルートだ。
よって今回は、その未踏のルートを一気に歩こうとするものだ。
大天井ヒュッテを経て、稜線の南側をトラバースしながら徐々に標高を上げる。
このあたりは高山植物が豊富で、花の撮影に忙しい。なかなか前に進めない。

コバイケイソウが斜面一面に咲く。

続いて、シナノキンバイも負けじと。
Y沢氏も、高山植物には詳しい。
2人でパーティの先頭を歩きながら、シャッターを押しまくる。
貧乏沢下降点には、小さな標識とリボンがあったが、急いでいると
見逃してしまいそう。
貧乏沢は、北鎌尾根へのアプローチの一つとして使われる。
ビックリ平で稜線に躍り出る。向こうからの風が通り、涼しい。
ここからは概ね、南南西にのびる稜線づたいに歩くことになる。
赤岩岳は、三角点があるだけに、登山道があるのかと思っていたが、
東側をアッサリ巻いてしまう。記録を調べるとハイマツをかき分けて
無理やり三角点に達した御仁もおられる模様だが、まだ先が長いので、
そんな気になれない。

ほどなく西岳の分岐。荷物をデポし、ピークを踏みに行く。
元の道に戻るとほんのすぐ先がヒュッテ西岳。
あまりに暑く、体が乾ききっていたので、ここで500mlのジュースを買い、
一気飲みしてしまう。うまいっ!

ここから先は一転、ハシゴやクサリの連続だ。東鎌尾根のハイライトの始まりである。
とにかく下る、下る。ハシゴの連続。落ちたら、ただごとでは済まないだろう。
10:50頃に、水俣乗越に到着。
2007年に、ここで怪我をしている大学生パーティに出くわしたことがある。
あの時は北鎌を目指しながらも、パーティの体調不良でMr.Dashは
引き返し、イエティのみ、Uガイドとともに北鎌を制覇した思い出がある。
あのときよりも、水俣乗越から北に下りる踏み跡は濃くなっていた。

ここからは、厳しい登りが続く。
しかし、目指す槍ヶ岳はかなり近く迫ってきている。

ハシゴが連続し、かなりつらいが、シャクナゲがまだ咲いていて驚かされたり
して、面白くもあった。
カブリ岩の横を抜けると、間もなくヒュッテ大槍に着く。
ここでもジュースを買ってガブ飲み。
この先は、岩場のトラバースが続く。なかなか楽しいルートだった。
13:50、槍岳山荘に到着。
実は、単独で登ってくるT中さんと、ここで落ち合うことになっている。
槍ヶ岳は、登山10年目のT中さんにとって、憧れの山。
3000m級山岳の経験を徐々に積み、ついに単独、槍にチャレンジの日を迎えられた。
新穂高温泉から右俣谷ルートで登る計画だが、ケータイの電源を入れたら、
もう千丈分岐まで来られているとメールが入っていた。
こちらの勝手な予想より、1時間早い。
ケータイがお互いに通じることも驚きだが、T中さんの頑張りは驚異だ。
山荘前で、大健闘のT中さんを出迎える。
槍の穂先は、人が数珠つなぎ状態である。
15:30頃。まだ渋滞は続いていたが、そろそろ登り始めないと夕食の時間に影響する。
Mr.Dash、ともちゃん、Y井氏は、今年5月にも槍に登っているし、
敢えて登らなくても、という思いもあったが、O田さんとT中さんの初登頂を
見届けたいので、全員で登り始める。

渋滞は予想以上で、なんと1時間かかって、ようやく槍のピークに到達。
写真は、T中さん、念願の頂上到達の瞬間である。

山頂で記念写真。

夕方になり、太陽がかなり傾いてきている。
ふと見下ろすと、「影槍」がクッキリ浮かび上がっているではないか!
これは結構、感動した。
穂先からの下山にも時間がかかり、結局、山荘に戻ったのは17:50。
夕食の10分前のことであった。
ビールの乾杯で、登頂の感動をもう一度分け合う。
ささやかな宴会を催すべきであったが、今日も、部屋に戻ったら
そのまま疲れて寝てしまった。