Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年8月2日(水)~3日(木) [北八ツ]双子山、大岳、北横岳を周回、高所の池をめぐる!

2023年08月16日 | 山登りの記録
■メイン写真
双子山から見た大岳

■今回のコース
2日 大河原峠→双子山→双子池ヒュッテ[泊]
3日 双子池ヒュッテ→大岳→北横岳→亀甲池→天祥寺原→大河原峠

8月到来。暑さも強烈。
少しは涼しい、標高2,000mを超えた世界にお気軽に行くことが、酷暑を乗り切る解決法
なのかどうかは知らないが、そういうことで北八ツ(双子山、大岳、北横岳)である。
火山岩がゴロゴロした岩場をすり抜け、よじ登って進むフィールドアスレチック的要素が、
大岳の魅力だ。



大河原峠までクルマで入れる。



背の高いササが茂る道。直射日光が暑い。途中で一度、針葉樹林の中に入ったときに
若干の涼しさを感じた。



ほどなく二子山の頂上に到着。頂上といっても平坦で広い。
少し先に、石でできた小さな祠がある。



初日の宿、双子池ヒュッテに到着。



コロナ対策で、大部屋の中に1人用テントをびっしり張ってあり、中に布団が用意してある。
違和感を持つも、いざ中で寝ると、妙な安心感で熟睡できた。
食事は夕食、朝食とも、洒落ているだけでなく非常に美味だった。



双子池ヒュッテは、文字通り双子の池、雄池、雌池のほとりに建つ。
雄池の静かなたたずまいに癒される。



雄池は、ヒュッテの貴重な水源だけでなく、サンショウウオの住処でもある。
体長1.5cm程度のゲンゴロウのような水生昆虫もたくさん泳いでいた。



対岸にはシカの群れが草を食んでいた。



雌池のほとりにはテント場がある。テント場から汚れた水を流す者があるのか、
こちらは少し濁りがあり、サンショウウオの姿も見なかった。



翌朝、大岳へ向かう。ゴロゴロした火山岩の間を縫うように進む。



北八ツらしい、コケが美しい区間もある。



やがて平坦な場所に出る。天狗の露地だ。日本庭園のような岩と緑の絶妙な配置。



クライミングのような岩場ではないが、岩場歩きに慣れていないと、想像以上に
手こずるルート。
足の置き場、置き方、3点確保を、それこそ一歩ずつ指示しながら、標準コースタイムで
1時間40分ほどのところを、倍の3時20分かけて大岳に到着した。



大岳直下から見た蓼科山。去年、あちらも登ったが、同じような火山岩のルートだったな。



北横岳へ向かう道も、序盤から中盤にかけて岩場の障害物競走のよう。



終盤は急傾斜。唯一の鎖場は、見た目ほど難しくはない。



七ツ池と、三ツ岳を展望する。三ツ岳も、ゴロゴロ火山岩の、面倒な道の山である。



大岳から2時間近くかかって、北横岳に到着。ここで昼食をとる。
ここまで標準コースタイム2時間40分のところを5時間かかってしまった。
このままでは下山が17時を回ってしまい、関西に帰れなくなる。
苦肉の策でパーティを分け、ともちゃんに岩場が苦手なお客様を引率してもらい、
坪庭経由、北八ヶ岳ロープウェイで下山してもらうことに。



その他のお客様は、予定通り亀甲池に向けて、浮石が歩きにくい急坂を一気に下る。



亀甲池は、池の底に、火山岩が亀の甲の配置で沈んでいるという。不思議だ。
渇水状態なのか、池はずいぶん小さくなっていた。

天祥寺原からは、緩やかな坂を大河原峠へ登っていくが、暑いササ原に体力が消耗。
まったく、この標高までやってきても、暑さからは逃げられないとは。
クルマをロープウエイの駅に回し、ともちゃんご一行をピックアップ。
小斉の湯でさっぱりしてから、奈良に戻ったが、そこそこ遅い時間になってしまった。

今回の山行見かけた花、植物たち。



■ハクサンフウロ



■シロバナニガナ



■ホソバノキソチドリ



■カイカサネラン



■クガイソウ



■キバナノヤマオダマキ



■ギンリョウソウ



■ムラサキミズゴケ?



■ゴゼンタチバナ



■コケモモ



■タカネニガナ



■コイチヨウラン



■イチヤクソウ



■アキノキリンソウ.



■オヤマリンドウ

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