■メイン写真
ツルツルの「平等岩」。右の凹角ルートをよじ登る
■今回のコース
金胎寺→(行場ルート)→迎え行者→行場の辻→東覗→西覗→胎内潜→千手の滝→
五光の滝→護摩壇→鐘掛→平等岩→蟻の戸渡→行場の辻→迎え行者→金胎寺
定番の岩場ルート、和束町・鷲峰山金胎寺の行場を、1年半ぶりに訪問してきた。
スリル抜群の岩場が連続し、練習にちょっどよい周回ルートである。
のどかな春もいいのだが、紅葉が楽しめる秋は格別だ。
山門をくぐる。金胎寺は普段は無住。この日も奥の寺務所は閉まっていた。
修験の行場に入るには、300円の入山料を料金箱に支払うことになっている。
事故も多い、急峻な行場なので、ヘルメット、ハーネスを装着して臨む。
「迎え行者」の役行者像は、柔和な顔つきだ。
「行場の辻」。アカガシの巨木が目印。順路は左の道だ。
慎重に急坂を下り、「東覗」へ。
足元が切れ落ちた岩上からは、向こうの尾根が迫るのが見える。
狭いので、一人ずつ入れ替わって岩の先に進み、展望を楽しむ。
「西覗」を過ぎると、30mほどの急な岩場を下降する。
安全のためフィックスロープを張り、プルージックで確保しながら下りてもらう。
潜ることで生まれ変わろうという「胎内潜」。
岩のトンネルをすり抜けるのだが、狭いうえに潜り抜けたすぐ先が2mほどの崖になっている。
いよいよ谷筋に下りてきた。
沢に沿って少し下ると、「千手の滝」がある。
流れが幾筋にも分かれ、あたかも千の手のようだ。
さらに下ると、「五光の滝」に出る。
滝の直下を渡渉した先に平坦地があるのだ、落ち着いて昼食を摂れる。
いちもは正午をかなり過ぎてしまうのだが、今回のメンバーは岩場に強い人が多く、
ちょうどいい時間に到着できた。
「五光の滝」には虹が出ていた。
木橋の手前で再び渡渉すると、沢沿いはここまで。
後半戦は、険しい岩場登りが連続する。
そのスタートが「護摩壇」。ここの役行者像は痩せていて、やや厳しい表情だ。
「鐘掛」垂壁にかかる一本鎖を頼りに登る。
ロープで確保しながら2人、登って頂いたところで、しばらく周囲を旋回していた
スズメバチが至近距離から離れなくなったので、後続は巻き道から上がってもらった。
こちらのシャツの色が黄色と黒だったので、仲間と間違えたのか(笑)!?
微妙なムーブが要求される尖った岩のヤセ尾根「小鐘掛」をしのぎ、「平等岩」へ。
ツルツルの正面壁は諦め、すぐ右の凹角ルートを登る。なお、さらに右に巻き道もある。
平等岩の上は、絶景ポイント。ここまで登り切った充実感が表情に現れる。
その後も、しばらくは岩場の急登が続く。
「蟻の戸渡」では切り立った岩の左を登り、展望台でふたたび眺めを堪能。
遠く曽爾や宇陀の山々が見通せた。
朝通った「行場の辻」に合流し、往路を戻って寺務所へ。
楽しくも、いい緊張感をキープできた山行だった。
ちなみにこの日は結局、和尚さんは来なかったようで、今回は挨拶できず。
ツルツルの「平等岩」。右の凹角ルートをよじ登る
■今回のコース
金胎寺→(行場ルート)→迎え行者→行場の辻→東覗→西覗→胎内潜→千手の滝→
五光の滝→護摩壇→鐘掛→平等岩→蟻の戸渡→行場の辻→迎え行者→金胎寺
定番の岩場ルート、和束町・鷲峰山金胎寺の行場を、1年半ぶりに訪問してきた。
スリル抜群の岩場が連続し、練習にちょっどよい周回ルートである。
のどかな春もいいのだが、紅葉が楽しめる秋は格別だ。
山門をくぐる。金胎寺は普段は無住。この日も奥の寺務所は閉まっていた。
修験の行場に入るには、300円の入山料を料金箱に支払うことになっている。
事故も多い、急峻な行場なので、ヘルメット、ハーネスを装着して臨む。
「迎え行者」の役行者像は、柔和な顔つきだ。
「行場の辻」。アカガシの巨木が目印。順路は左の道だ。
慎重に急坂を下り、「東覗」へ。
足元が切れ落ちた岩上からは、向こうの尾根が迫るのが見える。
狭いので、一人ずつ入れ替わって岩の先に進み、展望を楽しむ。
「西覗」を過ぎると、30mほどの急な岩場を下降する。
安全のためフィックスロープを張り、プルージックで確保しながら下りてもらう。
潜ることで生まれ変わろうという「胎内潜」。
岩のトンネルをすり抜けるのだが、狭いうえに潜り抜けたすぐ先が2mほどの崖になっている。
いよいよ谷筋に下りてきた。
沢に沿って少し下ると、「千手の滝」がある。
流れが幾筋にも分かれ、あたかも千の手のようだ。
さらに下ると、「五光の滝」に出る。
滝の直下を渡渉した先に平坦地があるのだ、落ち着いて昼食を摂れる。
いちもは正午をかなり過ぎてしまうのだが、今回のメンバーは岩場に強い人が多く、
ちょうどいい時間に到着できた。
「五光の滝」には虹が出ていた。
木橋の手前で再び渡渉すると、沢沿いはここまで。
後半戦は、険しい岩場登りが連続する。
そのスタートが「護摩壇」。ここの役行者像は痩せていて、やや厳しい表情だ。
「鐘掛」垂壁にかかる一本鎖を頼りに登る。
ロープで確保しながら2人、登って頂いたところで、しばらく周囲を旋回していた
スズメバチが至近距離から離れなくなったので、後続は巻き道から上がってもらった。
こちらのシャツの色が黄色と黒だったので、仲間と間違えたのか(笑)!?
微妙なムーブが要求される尖った岩のヤセ尾根「小鐘掛」をしのぎ、「平等岩」へ。
ツルツルの正面壁は諦め、すぐ右の凹角ルートを登る。なお、さらに右に巻き道もある。
平等岩の上は、絶景ポイント。ここまで登り切った充実感が表情に現れる。
その後も、しばらくは岩場の急登が続く。
「蟻の戸渡」では切り立った岩の左を登り、展望台でふたたび眺めを堪能。
遠く曽爾や宇陀の山々が見通せた。
朝通った「行場の辻」に合流し、往路を戻って寺務所へ。
楽しくも、いい緊張感をキープできた山行だった。
ちなみにこの日は結局、和尚さんは来なかったようで、今回は挨拶できず。