■メイン写真
高尾山の東展望台からの絶景
■今回のコース
奇絶峡バス停→不動の滝(不動明王堂)→磨崖三尊大石仏→330.3m三角点→反射板→
高尾山(経塚塔)→東展望台→秋津川分岐→サダヤマ→トンネル口分岐→
トンネル前登山口→奇絶峡バス停
予定が空いた2日間を利用し、1泊2日で和歌山の低山をめぐってきた。
初日は紀伊田辺の高尾山。
風光明媚な奇絶峡からの急登ルートが、ずっと前から気になっていた。
右会津川の渓谷美が楽しめる奇絶峡。バス停のすぐ横の赤い橋を渡る。
すぐに枝谷である赤城谷から流れ落ちる不動の滝を見る。
滝の上部は巨岩が覆いかぶさり、そこに埋め込むように不動明王堂が
建てられている。
不動明王堂の壁は、巨岩の形に沿って器用に切ってある。天井は岩そのもの。
滝の右下から延びる登山道に入り、急坂を登ると、15分ほどで磨崖三尊大石仏の
直下に出る。奇絶峡の車道からは、はるか上に見えたが、いざ近寄ってみると
その大きさに圧倒される。
高さ16m、幅22mの一枚岩に、3体の仏さまが彫ってある。
中央の阿弥陀仏は高さ7.3m、両脇に控える観世音菩薩と勢至菩薩の高さは4.9m。
意外に新しく、昭和41年に開眼。堂本印象画伯の原画をもとに彫られたものだ。
しばし見とれていたが、そうそう、ピークを目指すんだった。
田辺層群の堆積岩質の岩場は、歩きやすいように足場がチッピング
されているところもある。
急峻な箇所にはロープがつけられている。
支尾根に出ると、それまでの薄暗い雰囲気から一転、日当たりのいい、背の低い
樹林帯になる。330.3m三角点あたりにはミツバツツジが咲いていた。
330.3m三角点付近から田辺、白浜方面を見下ろす。
急登はなくなり、稜線を緩やかに上っていく。
アセビも満開だ。
足下にはツチグリ。
やがてアカマツがチラホラ現れる。マツタケ山の入山禁止を知らせる看板がある。
電波反射版の背後を通り抜け、しばらく進むと、高尾山の山頂に着く。
展望台を兼ねた白い経塚塔。インパクト抜群だ。
経塚塔に上がると、白浜の円月島が見える。パンダまでは見えない。
北東には笠塔山、牛廻山、鉾尖岳あたりが見えているはずなのだが、
特徴あるピークに乏しく、なかなか同定しづらい。
小鳥の鳴き声がやたら響いてくる。見ると2羽のシジュウカラが、
楽しそうに遊んでいた。
一眼カメラのズームをMAXにして撮る当方は、右肩がゴジュウガタ。
山頂から東に180m行くと、突然、砂礫地が広がっていた。
あまりのすばらしい眺めに酔いしれた。
この付近にはヒカゲツツジの木も多く見かけた。4月中旬あたりが楽しみだ。
北へ続くだらっとした尾根を下る。
三星山が見える。「岳人」4月号に載せた山だ。
秋津川方面へどんどん下っていくと、やがて集落方面へ下りる道と
奇絶峡トンネルの南側出口近くに下りる道に分かれる。
少し急峻ではあるが、近道のトンネルルートを選ぶ。
急峻と言ってもルートはジグザグに切ってあり、要所にはロープが張ってある
ので問題はない。
トンネル出口のすぐ手前に下りてきた。
道路沿いの桜を愛でながら、奇絶峡に置いてきたマイカーをめざす。
お手軽に登れる低山だが、なかなか見どころたっぷりで、いい山だ。
ちなみに南側の林道からクルマでアプローチすると、山頂直下まで行け、
パラグライダーの発進基地もある山なのだ。
予想以上にサクッと一周できたので、近くにある短いルートをもう一つ
歩いてみることにした。(続く)
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
高尾山の東展望台からの絶景
■今回のコース
奇絶峡バス停→不動の滝(不動明王堂)→磨崖三尊大石仏→330.3m三角点→反射板→
高尾山(経塚塔)→東展望台→秋津川分岐→サダヤマ→トンネル口分岐→
トンネル前登山口→奇絶峡バス停
予定が空いた2日間を利用し、1泊2日で和歌山の低山をめぐってきた。
初日は紀伊田辺の高尾山。
風光明媚な奇絶峡からの急登ルートが、ずっと前から気になっていた。
右会津川の渓谷美が楽しめる奇絶峡。バス停のすぐ横の赤い橋を渡る。
すぐに枝谷である赤城谷から流れ落ちる不動の滝を見る。
滝の上部は巨岩が覆いかぶさり、そこに埋め込むように不動明王堂が
建てられている。
不動明王堂の壁は、巨岩の形に沿って器用に切ってある。天井は岩そのもの。
滝の右下から延びる登山道に入り、急坂を登ると、15分ほどで磨崖三尊大石仏の
直下に出る。奇絶峡の車道からは、はるか上に見えたが、いざ近寄ってみると
その大きさに圧倒される。
高さ16m、幅22mの一枚岩に、3体の仏さまが彫ってある。
中央の阿弥陀仏は高さ7.3m、両脇に控える観世音菩薩と勢至菩薩の高さは4.9m。
意外に新しく、昭和41年に開眼。堂本印象画伯の原画をもとに彫られたものだ。
しばし見とれていたが、そうそう、ピークを目指すんだった。
田辺層群の堆積岩質の岩場は、歩きやすいように足場がチッピング
されているところもある。
急峻な箇所にはロープがつけられている。
支尾根に出ると、それまでの薄暗い雰囲気から一転、日当たりのいい、背の低い
樹林帯になる。330.3m三角点あたりにはミツバツツジが咲いていた。
330.3m三角点付近から田辺、白浜方面を見下ろす。
急登はなくなり、稜線を緩やかに上っていく。
アセビも満開だ。
足下にはツチグリ。
やがてアカマツがチラホラ現れる。マツタケ山の入山禁止を知らせる看板がある。
電波反射版の背後を通り抜け、しばらく進むと、高尾山の山頂に着く。
展望台を兼ねた白い経塚塔。インパクト抜群だ。
経塚塔に上がると、白浜の円月島が見える。パンダまでは見えない。
北東には笠塔山、牛廻山、鉾尖岳あたりが見えているはずなのだが、
特徴あるピークに乏しく、なかなか同定しづらい。
小鳥の鳴き声がやたら響いてくる。見ると2羽のシジュウカラが、
楽しそうに遊んでいた。
一眼カメラのズームをMAXにして撮る当方は、右肩がゴジュウガタ。
山頂から東に180m行くと、突然、砂礫地が広がっていた。
あまりのすばらしい眺めに酔いしれた。
この付近にはヒカゲツツジの木も多く見かけた。4月中旬あたりが楽しみだ。
北へ続くだらっとした尾根を下る。
三星山が見える。「岳人」4月号に載せた山だ。
秋津川方面へどんどん下っていくと、やがて集落方面へ下りる道と
奇絶峡トンネルの南側出口近くに下りる道に分かれる。
少し急峻ではあるが、近道のトンネルルートを選ぶ。
急峻と言ってもルートはジグザグに切ってあり、要所にはロープが張ってある
ので問題はない。
トンネル出口のすぐ手前に下りてきた。
道路沿いの桜を愛でながら、奇絶峡に置いてきたマイカーをめざす。
お手軽に登れる低山だが、なかなか見どころたっぷりで、いい山だ。
ちなみに南側の林道からクルマでアプローチすると、山頂直下まで行け、
パラグライダーの発進基地もある山なのだ。
予想以上にサクッと一周できたので、近くにある短いルートをもう一つ
歩いてみることにした。(続く)
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