先日、歌垣山に登った際に立ち寄った酒屋さんのご主人が、
郷土歴史家で作家の家村耕さんだったことは、先日当ブログで書いた。
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/95b17072c217a20a2a2352398b67ecfa
その時に1冊買って、1冊もらった著書を先日読み終えた。
「摂丹の霧」は、近くの秋鹿酒造の地酒の銘柄でもあるが、
亀岡盆地は冬場に霧が立ち込めることが多く、その光景が目に浮かぶいいタイトルだ。
亀岡盆地の霧の様子は、山と渓谷社 分県登山ガイド「大阪府の山」42ページに
あるとおりだ。
主人公は地元の城主・能勢氏。歴史の表舞台にいるとは言えない弱小領主で、
3人の兄弟は、戦国の荒波に翻弄される。
小説の合間に、筆者のナレーションのような段落が不意に現れる独特の文体。
知られざる能勢氏をフィーチャーした貴重な書であった。
「光秀奔る」は、明智光秀と次女お玉が、やはり戦国の過酷な運命に巻き込まれていく
様子をイキイキと描いている。
光秀サイドの視点で信長が描かれているのも面白く読めた。
郷土歴史家で作家の家村耕さんだったことは、先日当ブログで書いた。
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/95b17072c217a20a2a2352398b67ecfa
その時に1冊買って、1冊もらった著書を先日読み終えた。
「摂丹の霧」は、近くの秋鹿酒造の地酒の銘柄でもあるが、
亀岡盆地は冬場に霧が立ち込めることが多く、その光景が目に浮かぶいいタイトルだ。
亀岡盆地の霧の様子は、山と渓谷社 分県登山ガイド「大阪府の山」42ページに
あるとおりだ。
主人公は地元の城主・能勢氏。歴史の表舞台にいるとは言えない弱小領主で、
3人の兄弟は、戦国の荒波に翻弄される。
小説の合間に、筆者のナレーションのような段落が不意に現れる独特の文体。
知られざる能勢氏をフィーチャーした貴重な書であった。
「光秀奔る」は、明智光秀と次女お玉が、やはり戦国の過酷な運命に巻き込まれていく
様子をイキイキと描いている。
光秀サイドの視点で信長が描かれているのも面白く読めた。