Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年11月28日(火) [鈴鹿]御在所岳・本谷ルートを豪快に登る!

2017年11月29日 | 山登りの記録
■メイン写真
大黒岩からみた伊勢湾方面の雄大な眺め

■今回のコース
湯の山温泉駐車場→御在所山の家→(本谷)→斜瀑群→不動滝→大黒滝→岩のトンネル→
大黒岩→アゼリア横→ロープウェイ山上公園駅⇒(ロープウェイ)⇒湯の山温泉駐車場

かつて山と溪谷社の古い「アルペンガイド」で知って以来、お気に入りのコース、
御在所岳本谷へ3名様をご案内。
当初は5名の予定だったが、諸事情で2名が減り、最少人数でアタックだ。



廃墟が目立つ、湯の山温泉街をスタートする。



御在所山の家が起点。



山の家の右手に回り込むと、本谷コースに入る。
当ルート、道標はないが、要所にテープやペンキ印がある。



最初は大きな岩がゴロゴロした涸谷を登る。
一歩一歩が割に大きいので疲れる。



次に現れるのは5~10m前後の斜瀑群だ。



白い花崗岩でできた釜は、エメラルドグリーンに澄みわたる。

この日は、11月下旬とは思えない暖かさ。風もほとんどなく、登っていると
汗が吹きだす。



不動滝に到着。巨大なチョックストーンが覆いかぶさった暗い半洞窟状の滝だ。
水量は少ないが、何かが宿っていそうな不気味さを感じる。声を発してみると
エコーがかかって反響する。



不動滝は、右岸を高巻いて越える。古い杉の根が岩を噛んでいた。



本谷の二俣は、太い本流の方へは進まず、右へ。
御在所ロープウェイの、かつて東洋一と言われた白い支柱鉄塔が一歩進むごとに近づいてくる。



このあたりにも、“根性”杉が何本かみられる。



ロープウェイがほぼ頭上に見えるころ、谷筋に錆びた部品が落ちている。
かなり古いものだが、どんな経緯でここにあるのか、考えると怖い。



中盤のトリッキーポイント、Z字トラバースの難所。
ルートファインディングと、微妙なへつりの両方を一度に体験できる。
みなさん、慎重・確実な三点確保で軽々と通過。さすがだ。



大黒滝。先月の台風の影響か、杉が2本倒れて、岩に光が直接届くようになって
これまでより明るい印象に変わっていた。

大黒滝は、右岸から微妙なスタンスの岩を巻き越えていく。
何度となくお助け紐を出し、慎重を期して登った。



通称シャーク岩。ここは岩の右側を直登してもよいが、シャーク岩の真下から
岩のトンネルをくぐるのもおもしろい。



ま、こういうトコロは珍しい方を通るのが正解かな。



ずいぶん登ってきたなあ。ゴンドラを振り返り仰ぐ。



ほとんど水も切れた谷中を直登し、最後は左に逃げるが、ここもまた
固定ロープが張られた、メチャ急なところ。



登りきったところが大黒岩だ。



大黒岩からの眺めは超ワイド。ハーフムーンにガッツポーズするTさん。



南側には鎌ヶ岳がそびえる。



ロープウェイの乗客に向かって手を振るみなさん。
あとで山頂駅で、「さっき岩の上にいた方々ですよね」と声をかけられた。



一ノ谷新道に合流する。
本谷を歩く人は「上級者以上」だそうだ。上級者の上って、誰??



アゼリアの横に出てくる。登りきった満足感がほとばしる。
Mさんが、来る途中に立ち寄った亀山PAで買った、笹井屋のなが餅を
全員に分けてくださった。びよーんと伸ばしながら食べると美味!



下山は時間の関係上、ロープウェイを使用。
登ってきたルートが全部見える。登っていた時には気づかなかったが、
かなりの勾配が続いていたことがわかり、みなさん、感慨もひとしお。

ルートファインディングの要注意ポイントが2か所、
転落リスクのあるポイントが数か所あるが、そこを慎重に押さえておいて、
しっかり時間をかければ問題ないコース。次に挑戦する人はどなたかな?


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