成子天神社

2015年07月02日 | 東京のお散歩
延喜三(903)年に太宰府で薨去した菅原道真の家臣で、東国にいた佐伯と斎宮が
道真公の生前の徳を慕って、京から道真公の像を東国に持ち帰り
柏木村と呼ばれた現在の西新宿に菅公神社として祀ったのが、
成子天神社の由緒とされています。



柏木という地名は、現在の北新宿一丁目、西新宿八丁目あたりの地名で
高度成長期まで、柏木という住所が残っていました。

この地にはもともと天照大御神を祀る大神宮があったとされ
柏木や松が生い茂る神域だったとされています。

江戸時代に焼失しましたが、春日局が家光より柏木村鳴子の地を賜り
春日局が焼失した菅公神社を勧進し、成子天神社として再建されました。

その後、戦災などを経て昨年平成二十六(2014)年に
現在の社殿が造営されました。



高層ビルやマンションの谷間に鎮座する天神様ですが
御神木や井戸が祀られている境内は、そんな西新宿の街中にある事を
感じさせないくらいに清々しい神域となっています。

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