都内で滝浴み 名主の滝

2015年07月05日 | 東京のお散歩
王子七滝として、江戸時代から滝浴みの名所のひとつだった名主の滝。
もともと、王子村名主畑野孫八の敷地で、崖線に滝を開き、茶を栽培し
一般に開放したのがはじまりの、根っからの庶民の憩いの滝なのです。





明治時代には貿易商垣内徳三郎が所有者となり、那須の風景を模して再整備されました。
昭和初期には精養軒が買収し、食堂やプールを営業しますが戦災に遭い
戦後、東京都の公園となったのち、北区へ移管されました。

園内には4つの滝と渓流、池や湧井があり、ホタルも放流されています。

(ホタル池)

(湧井)

(渓流)

今でも多くの湧水が認められる崖線(ハケ)にあるものの、
残念ながら現在はポンプ汲み上げの水をバルブ制御で放水しています。

王子駅から徒歩約10分。
JRの主要幹線が行き交う線路際とは思えない入園無料の公園です。

(男滝)

(女滝)

(独鈷の滝)

(湧玉の滝)

(池)

コメント (2)
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