足利市の鑁阿寺は足利将軍家の祖である下総源氏の足利氏の館跡に建つ寺で
堀を跨ぐ太鼓橋と山門
本堂と枝垂れ桜
金剛山仁王院法華坊鑁阿寺と号する真言宗大日派本山の寺院です。
源義家の四男・源義国の子である源義康がこの地に居を構え足利氏を名乗り
その嫡子で二代当主足利義兼が居館に大日如来を奉納した持仏堂を
建久七年(1196)に建立したことが最初とされています。
文暦元年(1234)には三代当主義氏(義兼三男)が伽藍を整備して氏寺とし
父義兼の戒名から鑁阿寺となりました。
本堂は鎌倉時代正安元年(1299)の建立で、室町時代に大改造されているものの
初期の禅宗建築として貴重なもので、国宝に指定されています。
堀を跨ぐ太鼓橋と山門
本堂と枝垂れ桜