THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

vol,51 strawberry jungle iwamizawa

2011-05-24 03:50:08 | Live Set List

STA企画 LIBERATION 17

サッポロは午前中ドンヨリした天気でしたが、12号線をまっすぐに岩見沢へ近づくにしたがって青空がどんどん広がってきました。

遠くに延々と連なる夕張山脈の見事な事といったらもう。

去年の12月以来の会場ですが、さあ今回の新入荷品は・・・ギター・アンプが2台追加されていました。

そして、さらには・・・・それはライブ・レポートでのお楽しみということで!!

ストロベリー・ジャングルは、あの東日本大震災以降、イベントの度に売上金の中から義援金寄付をしているそうで、もちろん今回も参加させていただきました。

1番目の出演バンドはもうお馴染みSTAファミリーのヒトシ氏率いる「ザ・パーティーズ」が小樽からの初参戦です。

まだ結成してから半年ほどしかたっていないので私も初めて拝見させていただきましたが、オープニングには贅沢な存在感。

本人達曰く「宴会バンド」ということですが、賑やかにあの懐かしい昭和のムード漂う楽曲群に酔わせていただきました。

もんた&ザ・ブラザース「ダンシング・オール・ナイト」、レイ・チャールズ「アンチェイン・マイ・ハート」、ポール・アンカ「ダイアナ」・・・その他にもニール・セダカ「恋の片道切符」、シャネルズ「ランナウェイ」等。

この徹底したオールディズ・レパートリーにもコダワリを感じますね。

今年の夏も小樽イベントでお世話になります!

この日の出演バンドにも顔見知りが何人もいたようでビックリです。

2番目「セッキーズ」

キーボードはこの店のマスター、そしてギターはSTAがストロベリー・ジャングル初出演からずっと応援してくれて的確なアドヴァイスをくれるセッキーさん。

念願叶って初のタイバン実現となりました。

メンバーの個性的なオリジナル2曲以外は全てサンタナ!!

本当に大好きなようでして、愛情タップリこもった熱演は微笑ましいものがあります。

官能的なあのタメの効いた旋律をギブソンSGで1音、1音丁寧に紡ぎだします。

「君に捧げるサンバ」「ブラック・マジック・ウーマン」・・・ラストは「哀愁のヨーロッパ」で決まり。

メンバーにSTAが何度かタイバンした「オナキッス」の方が在籍していたのを知ったのはこの日でした。

3番目「宮武知花」さんは急遽、参加が決まった女性です。

地元の岩見沢でソロで活動をしているそうで、オリジナルのピアノ曲を3曲披露。

その中に詩の朗読を絡めるという事を事前に聞いていたもので、正直言ってアヴァンギャルド、アングラ、シュールな世界を想像していました。

ところがいざ蓋を開けてみると、とても耳に心地よい、「ジブリ・ワールド」の情景が頭に浮かんでくるような暖かい気持ちにしてくれるピアノの音色に良い意味での裏切りにあいました。

自分の純粋な気持ちを託した詩もピアノにとてもマッチしていましたし、感謝の挨拶に鋼の涙腺がウルウルと緩んでしまいましたよ。

相当に緊張していたみたいだけど会場からの励ましに大喜びでしたね。

「頑張れ!!」

4番目は「MTH UNIT」

STAのライブで2回ほど、ギター・プレイをしていただいたタケさん率いるプロジェクトです。

ドラム、ベース・レスのトリオ。

ヘイさんの鍵盤、マミチャンのヴォーカルでバラード中心にAORをタップリと演奏してくれました。

ボズ「ウィ・アー・オール・アローン」、ロバータ・フラック「優しく歌って」、ビリー・ジョエル「ニューヨークの想い」、サザン、ノラ・ジョーンズ、安全地帯・・・とにかく上手い!(ヘイさんはキッパーズにて長年プレイしていたそうですよ)

じっくりと聞き入ってしまいました。

なんたってのサプライズはSTAに捧げてくれたシカゴ「素直になれなくて」

これには心底ビックリと感動でした。

STAの企画だからと急遽、プレイしてくれたそうです、ありがたいなあ。

5番目「CRY BABY BOOGIE」

ご存知、オールド・ジャンキー、ホーネッツでもSTAはタイバンしていますテツ率いるロックン・ロール・バンド!

ばっちりといかしたコスチュームに着替えてリーゼントも決めてかっこよく軽快に盛上げてくれました。

ギターとベースが交互にヴォーカルとMCを巧みに担当してパフォーマンスでも絡み、時には笑いをとったり、今度メンバーがオープンするサッポロのライブバー「ドラゴン・ロック・カフェ」の宣伝までもちゃっかりしちゃったり、その場をわが手中に収めたり!

カール・パーキンス「ブルー・スェード・シューズ」ではイントロのブレイクでじらしにじらして客をいじったり、ステージから降りてきてみたりで、ここまでされたらアンコールしちゃうよね。

ステージ前方では踊りまくりのお客様達。

私個人的には、G'N'Rもカヴァーした異色のインスト・ナンバーが特筆物でしたよ。

そしてトリはthe sapporo transit authority の登場です!

<<<MEMBER>>>

MASA・・・B VO CHO

HIRO・・・VO CHO G BLUESHARP

SHIGE・・・TP

NOBU・・・G

KO-CHAN・・・TS

KEN-SUKE・・・TP

KENJI ・・・DR CHO

OKA-CHAN・・・AS BS

KEN-ICHI・・・TP

~~~GUEST~~~

MASTER・・・P

<<<SET LIST>>>

1、one fine morning(ある晴れた朝)・・・light house

2、~super stition(迷信)・・・stevie wonder

3、i can’t turn you Loose(お前をはなさない)・・・the blues brothers

4、~soul man・・・the blues brothers

5、get it on(黒い炎)・・・chase

6、that's the way・・・K,C,&the sunshine band

7、vehicle・・・ides of march

8、25 or 6 to 4(長い夜)・・・chicago

-----encore-----

9、peter gunn・・・the blues brothers&Sarah vaughan

オカチャン、お払いしたほうがいいかもよ・・・

会場に向かう道中、シートベルト未着用で捕まっちゃった!

しかも本人は大丈夫でも後部シートの他のメンバーが締めていなかったのさ・・・

今月のスタジオではパンク、

先月のライブの時はラジエーターの故障・・・・。

来月はガス欠かなあ・・・・?

 

さてさて、cry baby boogieの勢いある熱気の余韻がまだ残る中で始まったブラスロック。

マサのコールに呼応して、ケンジのドラによる爆音が轟きスタート!

ドラムの刻むアクセントに被さるベースライン、ノブのシャープなカッテイングにホーンセクションが挑んでくる。

ヒロのメガトン級ヴォーカルが吼える。

メドレーでワウのギターリフが先導してグイグイとグルーブを醸し出す。

ノブのトレードマークになりつつあるワウにも磨きがますますかかってきました。

もうこの辺の流れは定番化して手馴れたもの。

開巻一番、このサウンド2連発は強烈。

次に演ずるは久々の「お前をはなさない」

ドラムのビートにヒロが笑顔で体でリズムを刻む。

コーちゃんのソロも絶好調。

メドレーで「ソウルマン」

この日、初めてブラス隊が左右に分かれてセッティングしました。

この試みは斬新でしたなあ。

ヒロはシールド・コードを首の後方に引っ掛けてハープを吹きまくってステージ前方へ。

無意識に体が動いちゃうこのノリはいつどこででもその場をぱっと華やいだものにしてくれる不思議な魅力が備わっています。

中盤に構えていたのは、因縁の楽曲。

遂に封印を解く時がやってきたのだ。

STA結成時から、ずっとお蔵入りしていたハードル激高のじゃじゃ馬を解禁。

ヒロのMCから曲に突入。

たぶん、会場中も食い入るように見入って聞き入っていたと思います。

タイトルやバンド名を知らなくても、誰でも知っているこの曲。

でもカヴァーするバンドってそうそういないと思いますので。

現メンバー達だからこそ、やっと遂に実現に漕ぎ着けたわけです。

シゲを核として細部にわたって検討したけれども、相当にエネルギーを消耗する恐ろしく熱い奴です。

3分にも満たないのですが、濃縮でいかした炎の野獣です。

今回はスケジュールの都合で参加できなかったミツ、ラヴァ、そしてハーちゃんが加われば更なる飛躍が期待できそうであります。

エンディングにおけるヒロのシャウトも説得力バツグン(私のリクエストです)

そうだ!ストロベリー・ジャングルの新しい兵器を紹介しましょう!

ステージ前方の左右の床に置かれた「フォグ・マシーン」がそれ。

ハードなナンバーの時に、勢いよく「ブシュー!!」と天井高く噴煙が吹き上がります。

これをかまされたら、ミュージシャンとしてはアドレナリンも噴出しちゃうもんね。

それにしてもスモーク、ミラーボール、レーザー光線、巨大スクリーン、マルチアングル・カメラ、電飾ぴかぴか、トイレもジャングル、ドラが「グワ~~~ン!」と鳴り響き・・・今度は何が増えるんだろうか?ドキドキワクワク。(マグネシウムかな??)

おっと、話を元に戻そう。

ディスコ・ナンバーで巧みにダンサンブル気分の空気に持っていきまして怒涛の終盤へ。

十八番の「ヴィークル」はずっとこれからも定位置をキープするんだろうね。

メンバー紹介では、ここ初登場のケンイチ&ケンスケもご挨拶。

店に入るなり彼等もこの設備にはたまげたそうで。

バンドやお客様達もここが初めての人達がかなりいましたが、皆同意見。

ラスト・ナンバーはSTA初のツイン・ギターによる「長い夜」

ストラト&フライングⅤの対決だ。

ウィッシュボーン・アッシュか、はたまたジューダスか。

2人のソロの火花散るせめぎあい。

本人達もけっこう楽しんでいる様子。

リフを刻むノブの要望でヒロが2番から歌に絡みつくオブリの連発。

ジャンプ一閃のジ・エンド。

感謝の言葉を述べていたら「アンコール!!」の声。

「ヘイ!ケンジ!!ゴー!!!」

この時の為の特別仕様の楽曲。

オカちゃんはアルトからバリトン・サックスに持ち替える。

へヴィーな地響きボトムの上を縦横無尽に駆け巡るソロ・パート。

ヒステリックなテナー、耳に突き刺さるペット、ブルージーなギター1、歯切れの良いギター2、最後の最後はマスターがやってきてグランド・ピアノの鍵盤を叩きまくり。

メンバー全員が汗びっしょり。

トモカちゃんも生のブラスロックの響きにかなりやられたようでビックリ興奮状態だったそうです。

器材の片付け中に、いくつかのライブオファーのやりとりもしちゃいました。

チャリテー・イベントもあります。

いよいよ屋外ステージの季節も近づいてきましたよ。

special thanks to・・・hitoshi's family&mami-chan&sekky&tetsu&take-san&miyukisan&master&fog machine

 

コメント (2)
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