世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

鈍感力

2007年02月22日 | 
小泉さんはいつもいいこと言うなー。

赤瀬川原平が「老人力」というのを書いてヒットしたけど、これに相通じるものがあると思う。

あんまりピリピリと小さいことに気をとられていると、大事なものを見失ってしまう。

知ってることを知らないということを、「惚(とぼ)ける」というが、時には「呆(ぼ)ける」ことも世渡りのためには必要かも。

あんまり知ったかぶりや、いい格好しいばかりだと、疲れてしまう。
疲れきって、ストレスでほんとの認知症になってしまう。

僕にも、出きることなら忘れてしまいたいことがいっぱいある。借りてるお金のこととか・・・。

小泉さんは、こうも言った。
「格差社会なんて昔からあったんだって、どうして言わない!」

そう、しかも、昔の格差の底辺は、ハンパじゃないほど低かった。

ワーキング・プアーだってごろごろしてた。

ところで、ワーキング・プアーの元祖は誰だか知ってる?

「働けど働けど我が暮らし楽にならず。じっと手を見る」(一握の砂)

まさに、元祖でしょ、石川啄木。

 ★  ★  ★  ★

人類は、不便を嫌い便利さを追求してきた。

結果、いいこともいっぱいあるが、返って人を忙しくしていると思わない?。

パソコンや携帯で、どこに行っても拘束されている。
便利さの追求の意味には、自由の追求があったのではないだろうか。
ところが、便利さと自由が反比例し始めた。

石油や、車もそうだ。環境を破壊し、事故を増やし、子供を(大人も)戸外から締め出してしまった。

その歪み(ツケと言ってもいいかも)が一挙に噴出している。

勇気ある一部の人たちは、スイッチを切ることによってその呪縛から開放されつつある。
だが、愚かな多くの人間たちは、一度味わった禁断の果実の味が忘れられないでいる。

An Inconvenient Truth (不都合な真実)を読んで、納得してもなかなか実行には移せないのが人間(不都合な凡人 An Inconvenient People)だろう。

実は、僕も、その一人なのだが・・・・・・。

呆ける前に、呆けようか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする