世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

上を向いて歩こう

2008年07月06日 | 
バスターミナルに着くと、数人の男性が駆け寄ってきた。

行き先を告げると、我先にとばかりに自分のバスを指差す。

客の争奪戦が始まった。

無理やりボクを連れて行こうとする男と、別の男が胸ぐらを掴み合い、乱闘寸前。

ボクは、涼しい顔で近くのバスへサッサと乗り込む。


こんなの日常茶飯事だ。

いちいち構っていられない。


数人の乗客と、物売りのおばさんが先客として座っている。

さて出発かと思いきや、10分経っても、20分経ってもエンジンがかからない。

30分近くたって、やっとドライバーと車掌が現れた。

物売りのおばさんを引き摺り下ろすと、やっと出発。

だが、街中を抜けるまで一人でも多くの乗客を乗せようと、物色しながらのノロノロ運転。


ヤレヤレ・・・。



日本人、というか外国人はボク一人。


そのうち、日本の歌を聞かせろと言い出す始末。


一瞬考えた後、「上を向いて歩こう」を歌った。

「スキヤキ・ソング」として世界的に有名だし、テンポもいいのでヤンヤノ喝采を受けた。


これも国際理解の一つか?
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