世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

クレーム

2009年01月02日 | 人生
2009年の幕開けは、いきなりクレームから始まった。

世に言う、「モンスター客」?


予約のお客様から、道が分からないと電話がかかってきた。

確かに、ここは地の果て森の中。

しかも午後4時からチェックインというのに、まだお昼の12時半だ。


「看板を見ながらお越しください」

というボクの応答にどうやらカチンときたらしい。




一癖も、二癖もあるやくざ風なオッサン相手に暫し言い合いに。


だけど、そこは老獪なワタシ。


「お気持ちはヨーク分かります。できるだけ早くご用意いたしましょう」

それでもお客様の怒りは収まらない。

一度抜いた刃を収めあぐねているようだ。


「お客様、大変失礼ですが、とてもいいお顔をされてますね。きっと心根は優しいお方なんですね」

「そんなに言われたんじゃァ、返す言葉がネージャねーか。俺も商売人だ、あんたもこだわりを持って商売してんだろ。ここは女房の手前、俺の顔を立ててくれ」

ハイハイ、お安い御用で、

ナーんていうことはいわなかったが、一件落着。


そのあとワザワザ、コンビにまで行って、

「あんたをイジメタお詫びだ」

と、照れくさそうに酒を買ってきてくれた。



お友達になった。


帰り際、

「俺の店にも遊びに来てくれ」 と、名刺をくれた。

「どんな店ですか?」 と聞いた。





「ソープランド」

オヤジさんはうれしそうに笑った。

「ハイハイ、行きます、いきまーす!」



マア、今年も幸先が良い様で。ウシッ!