世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

学生気分

2009年01月16日 | 人生
早朝から電話が鳴った。

寒くて布団から出るのも億劫だ。

少しでも長くアッタカイ布団の中で寝ていたい。




数時間後、再び電話が・・・。

「朝、電話したんだけど」


東京に住む、高校時代の友人からだった。

「お前か、あんな朝早く電話してきたのは。寝てたよ。何かあったのか?」

「いや、ただ寝てるかと思って電話してみた」

「寝てるに決まってるだろ、あんな朝早く。それに、普通、寝てると思ったら電話しないだろ! それを言うなら、もう起きてるかと思って電話するんだろう」


彼には相変わらずの行動だ。

分かっている、長い付き合いだから。

彼は、売れないミュージシャン。

結婚もしていない。

同棲はしているらしいけど。



ボクの友人には、変わった奴が多い。

いわゆる、変人だ。

救いは、変態ではないらしいということだ、確信はないけど。



還暦を過ぎた男同士とは到底思えない、意味不明な会話がしばらく続く。

どうやら瞬間的に学生時代に戻ってしまうらしい。


「お互い、いつまでも成長しないなァ」

電話は切れた。






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