世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

タフな一日

2010年02月15日 | 国際



このミッションも丁度半ば、

最も重要な一日となった。


何といっても、盆栽歴30年以上、

「Bonsaisto」 の肩書(名刺に記載)を持つ愛好家のボスと対面した。


他にメンバーが12~3人。


ここで気後れしてはならない。


「なぜいつもそんなに自信を持っていられるの?」

と聞かれた、あるハリウッド女優が答えた。

「自信のある振りをすのよ」 と。


その言葉通り、「振り」 に徹した。



ハサミに一刀入魂。

大和魂にかけて引き下がるわけにはいかない。



茶道、華道、武道に準(なぞら)えて、

ありもしない、だから聞いたこともない

「盆栽道」 を説く。



座禅から、瞑想、気功を通じ、

集中力と虚無を力説する。


その上で、剪定に感性力を要求する。


ボクがハサミを入れると、一斉にカメラが光る。



テーブルに座り、足と手を組み、

真剣なまなざしで凝視する。


ボクの一挙手一投足にピーンと張り詰めた目線が注がれている。



再び、おもむろにシザーズハンドさながらにハサミを動かす。



そして最後に、決めの文句。

「Any question?」