世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

悲しみを背負って生きる

2012年05月17日 | 苦境
みんな


悲しいことを経験している。





いっぱいいっぱい


悲しい経験をしてきた。






別れ。


遠く離れた人を想う気持ち。



届かぬ愛。





寂しいんじゃない。



悲しいんだ。





でも


悲しさをいっぱい背負った人ほど




いっぱいいっぱい


優しくなれるんだ。





涙の数だけ



強くなれる。




涙の数だけ


優しくなれる。




人の価値を測る方法はいくらでもあるけど


涙の数では



負けていないかもしれない。




悲しかったら泣けばいい。




涙の泉が涸れるまで


泣けばいい。






男のくせって思われるかもしれないけれど


男だって泣くんだ。





男の涙は


女のそれより重いんだ。




女の涙がパールなら、




男の涙はダイヤモンド。





人は

悲しさや、苦しみ、痛みといったものを避けたがるけど


それ自体は悪いものじゃない。




歳を重ねれば



誰だって染みが増えるように


悲染みも人生の勲章となる。





肉体の痛みは別として


多くは心の問題だから。






悲しさが悔しさに変わるとき


それは大きなエネルギーを生む。




悲しくて泣いていても


やがて悔しさの涙に変わるとき、



いつの間にか乾いていることはよくあることだ。






悲しさで


人の痛みが分かるとき



それは思いやりに変わるから。





もしも憎しみを覚えるなら、


もしも嫉妬の気持ちが湧くなら



それはさらなる苦しみへと導くだけだ。







ボクらは


悲しみをバネに生きている。




ボクらは


いつも悲しみを背負って生きている。






【追記】


こんな言葉を見つけた。


●喜びと悲しみの法則


「喜べば喜びが、

喜びながら喜び事を集めて喜びに来る。
 

悲しめば悲しみが、

悲しみながら悲しみ事を集めて悲しみに来る」






確かにそうだが


人生そう喜んでばかりはいられない。





人は決してそれほど強いものではないから。





悲しいこと、苦しいことに胸ふさがれる日もある。

  

気力が萎える時もある。


大好きだった人が離れて行くこともある。



死んでしまいたいときだってある。







そんなときは




そんなときは


無理に涙を堪(こら)えなくたっていい。




そんなときは


思いっきり泣けばいい。






「悲しみさん、こんにちは」って、



笑顔で言えるようになりたいから。