世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

来るものは絶対拒むな

2012年09月14日 | 人生
友達関係を長続きさせる秘訣がある。

それは


「来るものは絶対拒まず、

去るものはチョッと追え」


ということだ。



来るものとは、人はもちろん、頼まれごとも意味する。



どんな嫌な奴でも、

どんな無理難題でも引き受けなければならない。


そして、根鉢強く、誠心誠意尽くすのだ。

見返りを求めてはいけない。



確かに、生理的に受け付けないやつや馬の合わない相手はいる。


それでもこんなにあいつのためにしてやったのに、

お礼ひとつ言わない、などと愚痴をこぼしてはいけない。


一切の見返りを期待してはいけない。


いわゆる、「陰徳」を積む気持ちが必要なのだ。



もし、相手の期待に添えない場合、

相手は自分に失望を覚えるだろう。


何だ、ちっともやってくれない。

と、引き受けた方を逆恨みするかもしれない。



だから多くの人は、鼻から断るのだ。

自分の力を過小評価して

失敗したらどうしようと考える。


恐れや面倒臭さがまず頭に浮かび、断る。

そうすれば、それで完結する。


たぶん、付き合いも終わるだろう。

どうせあいつに頼んでも断られるのが落ちだ、と。



出来なかったり、失敗したら

素直に謝ろう、ごめんって。


ただそれだけでいい。

いい訳なんていらない。



引き寄せの力より、引き受けの力。

断る勇気より、断らない許容力。




―――――――――――――――――――――――――――――

もし相手が自分に失望し、去って行っても、

引き留める勇気も必要だ。


まあ、まあ、そういわずにもう一度チャンスをくれよ、とか言って。


それは屈辱的かもしれない。

自分が下手になるのもいやかもしれない。

むしろいなくなってくれた方がホッとするかもしれない。


だからといって、去る者は一切追わずではあまりにも味気ない。

あまりにも素っ気ない。

あまりにも情けない。




ただ、引き留めはあまりしつこくするものではない。

未練がましくなることはない。


あまりに深追いすると、ストーカー呼ばわりされる危険性もある。


さりげなく、爽やかに、颯爽(さっそう)と引き留めてみよう。


そうすれば一旦は愛想を尽かした相手も

自分の非を認めて帰ってくることかとはよくあることだ。


あの時は悪かった、も一度君の力を貸してくれと。


その時も、気持ちよく引き受けよう。

こちらこそ申し訳なかった、ボクでよければ喜んで力になるよ、と。

それほどの寛容力が求められる。


こちらが誠心誠意接すれば、いずれは必ずわかってくれる。

去った相手でも、時がたてばその時の事情を理解してくれるだろう。


そして再び戻ってきてくれるだろう。


そう信じて生きよう。



どんな相手でも突っぱねてはいけない、

恨みに思ってもいけない。


そうか、また一緒にがんばろうと、笑顔で迎えることだ。


そうすれば絆は一層固まる。

いわゆる雨降って地固まるだ。



こうして友情は一生続いていく。


友人の数より、

友情の長さが大切だ。


―――――――――――――――――――

人間関係で、

付き合う相手が長続きしてる人であれば

まず悪い人はいない。


コロコロと変わる人は、要注意だ。


付き合う相手を見ればその人が分かるという。



さて自分の人間関係はどうか。

何年も続いている友人、知人はどれだけいるか。


自分から去って行った人は、何故なのか。


二度と会いたくないと思う人はいるか。

相手から、あいつとは二度と顔を合わしたくないと思っている人いないか。



お天道様の下を堂々と歩ける生き方をしたいものだ。
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