世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

サンプル手配 (貿易業務)

2015年04月05日 | 海外事業
ココナツオイルのサンプルを手配した。


どうやら無料サンプルとはいかないようだ。

ならばまずは価格交渉から入る。

サンプル特価を出してもらった。


続いて、輸送費の見積もり。

スピードが求められる場合だ。

航空便にしてもらう。

希望の量を言うと、バカ高くなった。

半分にして輸送費を抑える。


同時に、原材料成分表、製造工程をメーカーからもらう。

ちなみに以下が、MSDS(Material Safty Data Sheet原材料リスト)と呼ばれるものの一部である。


Product:
Virgin Coconut oil


1. PRODUCT NAME AND COMPANY IDENTIFICATION
Product Name: Coconut Oil | Trade Name: Virgin Coconut Oil
Producer: CÔNG TY CỔ PHẦN DẦU DỪA VIỆT NAM

2. COMPOSITION / INGREDIENT INFORMATION
Ingredients: Vegetable Coconut oilTriglycerides (100% FROM DRY COCONUT MEAT)

ココナツの果肉100%であることが分かる。


3. HAZARDS IDENTIFICATION
Human Health Hazards: None expected if handled and used properly
Environmental Hazards: None expected if handled and used properly

人体にも環境にも無害である。

すなわち、人畜無害。


4. FIRST AID MEASURES
Ingestion: Not considered dangerous
Inhalation: Not considered dangerous
Skin contact: Non-irritating
Eye contact: May cause irritation

ただ、目に入れてはいけない。


続いて決済方法。

こちらは、小額であることと急を要するため振込にした。


大量、高額になれば当然L/C決済になる。



これらベトナム側のすべての交渉、手続きは現地のカウンターパートが行う。

フリーランスのコンサルでもある彼女は実に献身的に動いてくれる。

メーカーの社長と懇意で、直接話ができる立場だ。

彼女とはここ数年にわたり、信頼関係(㊟ 肉体関係ではない)を築いてきた。



だがこれはまだ序章(prologue)に過ぎない。

うまく行けば大量取引が待っている。


それに、他の分野でも打診を受けている。

アオザイを含む衣料関係とそれに伴う特許物の販促だ。


福岡進出と共に、これからますます活動の場は大幅に拡大するものと見られる。

人材派遣に関しても、急速な進展が見込まれる。


ここは商社マンとしての真骨頂が問われる。




【追記】

それとは別に、ホーチミン支部の支部長になってもらっている女性が昨日来日した。

彼女は関東方面しか行かないため、

手持ちのココナツオイルを成田から送ってくれた。


ちょうど商品が切れたところだっただけに、実にありがたいことだ。



【補足】

ちなみに、ココナツオイルの輸入に関し、

関税は4,5%となっているが、

ベトナムとはEPA(Economic Partnership Agreement経済連携協定)を締結しているので、

特恵関税になり無料となる。

こちらも助かる。

もちろん、原産地証明が必要となる。



注釈:

経済連携協定( Economic Partnership Agreement、EPA)とは、

自由貿易協定(FTA)を柱として、

関税撤廃などの通商上の障壁の除去だけでなく、

締約国間での経済取引の円滑化、経済制度の調和、

および、サービス・投資・電子商取引などのさまざまな経済領域での

連携強化・協力の促進などをも含めた条約である。