世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ベトナム人を救え!

2019年06月28日 | 100の力
光が差せば影ができる。

光が強ければ、影もまた濃くなる。


外国人労働者の影の部分がクローズアップされている。

ここ2~3年でベトナム人が急増している。




それを5~6年前に見越していた。

ハノイに日本語学校を作り、

福岡にベトナムカフェを作った。


こうなることは分かっていたから。

またボク自身も微力ながら牽引した。



ベトナムの送り出し機関が最も恐れるのは、

失踪者だ。


そして、運悪くブラック企業に回されたものは

先日のテレビ報道(NHK「ノーナレ」)のように保護(救済)されることもある。


だが、

多くの実習生は我慢して(?)3年の任期を終え、

多額の借金(100万円とも150万円ともいわれる)を返済して帰国する。

(報道では70万円となっていたが)


そして、

現地の送り出し機関で職を見つけ、

再び日本に来ることを夢見る人も少なくない。

(実習生上がりの多くのベトナム人と接してきたから分かる)


ボクはこれまで、

ベトナム人に限らず、

フィリピン、ネパール、スリランカ、インドネシアと

問題を抱えた人たちの相談を受けてきた。


新たな就職や、結婚の斡旋もした。

今もその活動を続けている。



なぜ外国人労働者を雇うのか。

それは、

日本人(特に若者)が働こうとしないからだ。


そういう職種は慢性的な人手不足に陥り、

致し方なく外国人労働者を受け入れる。


極端な影の部分だけにフォーカスして報道すれば

みんながみんなそうなのかと勘違いしてしまう。

針小棒大に報じられるのだ。


偏った報道は、偏見を招く。

NHKの報道だけを見た人は、

外国人技能実習生が奴隷扱いされているかのように取るだろう。


これは魔女狩りに似た見せしめなのか。


影の部分と同時に光の部分も報道すべきだ。

それでこそ公平さが保てる。



今、「外国人技能実習生」及び「介護人材」に加え

新たに「特定技能」という在留資格が採用され始めた。

ただ、まだ制度として確立されたものではないようだ。

これによって火に油を注ぐようにに問題が増えることが予想される。


詳しくはやはり現地へ行けなければわからないことが多い。


新たな課題に取り組むべく、

現地に乗り込むことにした。



【追記】


あの報道(NHK「ノーナレ」)にはいくつかの疑問を感じる。


保護されている間の彼女らの給料はどうなっているのか。

(毎月仕送りが必要だから)


再就職先は?

原則3年間の縛り(変えられない)があるのに、

これが許されるのなら、前例を作ることになる。


受け入れ企業はさることながら、

監理団体こそ糾弾されるべきではなのか。


こうした疑問には何ら応えていない。